大阪関西万博の開催が迫る中、注目されているのは海外パビリオンの準備状況です。特に、インド館の進捗に対する懸念が高まっています。万博は2025年に開催される予定で、約160カ国が参加しますが、その中でもインド館の遅れが際立っています。
4月9日、報道陣に公開された会場では、インド館の建設現場が確認されました。足場の骨組みがむき出しで、周囲には建設資材やブルーシートが散乱している状態でした。担当する建設会社のスタッフは、開幕までに何とか完成させようと努力していますが、様々な制約から作業が思うように進まないと話しています。
それでも、インド人スタッフは「あと数日で完成する」と前向きに語り、開幕には間に合わせる意欲を示しています。しかし、SNS上では「インド人の言う数日とは、実際には数週間かかるのではないか」との疑念が広がっています。また、午前中の作業が難しい気候条件についても指摘があり、完成が本当に間に合うのか不安が募っています。
一部のコメントでは、インド館のサイズやデザインについて疑問が呈され、1970年の万博と比較して劣化しているとの意見も見られます。「これではただの建設現場だ」や「中抜きしか考えていないのでは」といった厳しい批評もあり、開催日までに完成できるのか疑問視されています。
それでも、インド人スタッフの楽観的な姿勢には「インドらしい」との声も上がっています。万博は半年間の長期イベントであるため、完成品よりも作成途中の現場を見る楽しみがあるとの意見もあり、訪れる人々にとって新たな体験となるかもしれません。
大阪万博の報道が少ない中、他の話題が関心を引く一方で、このような問題点が隠されているのではないかとの懸念もあります。インド館が何を展示するのか、今後の進捗に注目が集まります。万博の成功には、多くの国々の努力が必要ですが、果たしてインド館は無事に完成するのでしょうか。