10月24日より順次放送中のアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」第28話で、敵の尖角(CV:鶴岡聡)が初登場した。原作漫画でお蔵入りになってしまった必殺技「串刺し頭突き」を彷彿させる攻撃が描かれて、「まさかアニメで出すとは」とファンを沸かせた。
第28話「野心家の肖像」では、志々雄真実(CV:古川慎)の配下・尖角と緋村剣心(CV:斉藤壮馬)が対峙した。尖角は、いかつい鎧で覆われた巨体と、まるでドリルのように尖った頭が特徴的な見た目をしている。兜をかぶった頭部を剣心に向けて、猛スピードのタックル「尖角流 人間弩弓」を繰り出した。よりパワーアップした奥義「超・人間弩弓」も披露した。
実は「人間弩弓」は、原作漫画では描かれていない技だ。かつて原作者の和月伸宏氏は、単行本に掲載した制作秘話の中で、「尖角の必殺技『串刺し頭突き』が描けなかったのは、やっぱり心残りです」と明かしていた。
どうやら幻の技である「串刺し頭突き」は、令和に「人間弩弓」としてよみがえったようだ。ネット上は「まさかアニメで出すとは」「作者が尖角について『必殺の串刺し頭突きを描けなくて残念でした』」って発言してて一応悲願果たされたんだなって」「原作未登場だった串刺し頭突きを令和版にて出してくるとは」と大盛りあがりだった。
アニメ「るろうに剣心」は、シリーズ累計7200万部を突破した和月伸宏氏による漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」が原作。スタッフ・キャストを一新した新作テレビアニメシリーズとして、2023年7月に第1期が放送されて、2024年10月よりスタートした「京都動乱」は第2期にあたる。明治時代初期の日本を舞台に、かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられた緋村剣心の戦いを描いた物語だ。
第28話「野心家の肖像」【あらすじ】三島兄弟が逃げ出してきた、『新月村』に足を踏み入れる剣心たち。そこは志々雄の配下・尖角により統括され、暴力に怯え従うことしかできない村人たちによって、荒廃し異様な雰囲気に包まれていた。村の現状を聞きつけ訪れていた一とともに、志々雄が逗留するという館へ向かう剣心。その裏で、栄次は尖角への敵討ちに心を燃やしていた。
(C)和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」製作委員会