日本ハム 五十幡亮汰 北のスピードスター“駆け引き”を磨いて ~CSのキーマン~

プロ野球のクライマックスシリーズが今月12日から始まります。

パ・リーグのファーストステージは2位の日本ハムと3位のロッテの対戦で、ぶっちぎりでリーグ優勝を果たしたソフトバンクへの挑戦権をかけて戦います。

担当記者がクライマックスシリーズで鍵を握るとみている注目選手を紹介するシリーズが「CSのキーマン」です。

パ・リーグ2位で、6年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決めた日本ハム。接戦も予想される短期決戦で、新庄監督が掲げる「1点を取る野球」を体現するキーマンが、球界屈指の俊足を誇る五十幡亮汰選手です。

短期決戦 勝敗を分ける“走塁”

去年のWBCなど、野球の大舞台では試合終盤の勝負どころで足のスペシャリストが起用され、勝敗を決める1点をもぎ取ってきました。日本ハムでその役割を担うのが五十幡選手です。

プロ4年目の今シーズン、盗塁は自己最多の18個。とくに接戦では代走で起用され、「足」でチームの勝利に貢献してきました。本拠地のエスコンフィールド北海道では、五十幡選手の代走が告げられると観客席は一気にわき上がり、球場の雰囲気を変える存在になりました。

(五十幡選手) 「終盤の大事な場面で出て、自分の走塁で勝敗が決まることも多い。責任は感じていて“よしやるぞ”と自分に言い聞かせて、いい意味で自分にプレッシャーをかけながらやっています」

“失敗”の連続だった前半戦

今シーズン、チームに欠かせない存在になりましたが、前半戦は苦しんできました。

開幕からの3か月、盗塁は19回試みて、成功は12回。成功率は63%あまりと満足できる数字ではありませんでした。強引にスタートを切り、アウトになるケースも少なくなかったと振り返ります。

(五十幡選手) 「前半戦には納得できず、何が足りないのかなと。代走の役割で行かないといけない、なんとか先の塁にという思いが強すぎたところはありました」

学んだ“駆け引き”の重要性

失敗から学んだこと。それは“駆け引き”の重要性でした。現役時代にみずからも足のスペシャリストとして活躍した代田建紀コーチのアドバイスが深く心に刻まれました。

“常に行くだけが全てじゃない”

(五十幡選手) 「走らなくてもプレッシャーになるということが、経験して分かってきました。『行くぞ行くぞ』と見せかけると、相手投手にボール球が多くなったり、まっすぐが増えたりとか。それにクイックを速くしようと、相手が考えることが1つ増える」

自分が塁に出るだけで相手にはプレッシャーがかかる。そこにより目を向けることで状況を冷静に見極められるようになったのです。

“読み勝った”経験

象徴的な試合がシーズン終盤、9月10日の西武戦でした。7回に代走で途中出場して両チーム無得点の9回裏、ワンアウトから打席に立ちフォアボールで出塁しました。

盗塁を警戒する相手投手は、けん制をはさみながら2球続けてストレート。

そして3球目、五十幡選手は「変化球が来る」と読んで、思い切ってスタートを切り、盗塁に成功。

試合の勝負どころで駆け引きに勝ち、このあとのヒットでサヨナラのホームを踏みました。自身の武器の「俊足」を「駆け引き」で生かした結果でした。

“信頼に応える”

今シーズンの試合後には、五十幡選手のもとに、新庄監督からダイレクトメッセージで大リーグの好走塁の映像が届くことがあり、より貪欲になっていると話します。指揮官の信頼に応えたいという強い思いが、モチべーションにもつながっています。

(五十幡選手) 「新庄監督が『その試合が決まるような場面で代走で出るのは本当にすごいことだ』とどこかの試合のときに言ってくれて、少しずつ信頼して頂けているのかなと感じています。自分がいまできる限界はもちろんありますが、その限界を試合でしっかり出せるように準備をして『よし、行ってこい』と言われるのを待ちたい。自分のベストを見せられるよう、楽しんでいきます」

プロ4年目で初めて出場するクライマックスシリーズで、五十幡選手は勝負どころで登場して、勝利への1点をもぎ取る自分の姿を思い描いています。

Y M

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