大谷翔平はいつも「みんなの予想を上回る」 昨オフ補強評価でトップ…米専門局も驚いた1014億円の価値
米大リーグは開幕から1か月が経ち、ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)のブルージェイズ戦を終えて打率.347、7本塁打、18打点と絶好のスタートを切った。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は、この段階で昨オフの補強を評価するランキングを発表。大谷は堂々のトップで「極めて見事に打っている」との絶賛を浴びている。 ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】開幕1か月で発表された昨オフの補強ランキング…5位に今永 米大リーグは開幕から1か月が経ち、ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)のブルージェイズ戦を終えて打率.347、7本塁打、18打点と絶好のスタートを切った。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は、この段階で昨オフの補強を評価するランキングを発表。大谷は堂々のトップで「極めて見事に打っている」との絶賛を浴びている。 【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ) 同局は「最初の1か月を終えて、最も重要なMLBオフシーズンの補強トップ10をランキング」として発表。堂々の1位に大谷が輝いた。 その理由として「オオタニは打者だけで10年7億ドル(=約1014億円、当時)の莫大な(そしてかなり後払いの)契約に値すると主張することもできるかもしれない。9月の肘の手術により今季は登板しないが、彼は打てる。それも極めて見事に打っている」と、打撃で想像以上の数字を残したことを挙げている。 25日(同26日)の試合前の時点で打率.371、出塁率.433、長打率.695、6本塁打。14二塁打、長打21本、塁打73がリーグトップだったと紹介し「ここ数年、オオタニは習慣的にみんなの合理的な予想を上回っている。2024年もまたそれをしている」と、周囲の期待に応え続ける大谷を称えた。 2位以降はパドレスからヤンキースに移籍したフアン・ソト外野手、ホワイトソックスからパドレスに移籍したディラン・シーズ投手と続く。5位にはカブス入りした今永昇太投手がランクインした。
大谷に懇願「俺らを導いてくれ」 ドジャースに2年続く“悪夢”払拭へ 同僚が耳元で囁いた言葉
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われるパドレスとの地区シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場する。第1戦では1号3ランを含む5打数2安打3打点と躍動した。2年続くポストシーズン(PS)での不振払拭へ、同僚は大谷に期待を掛けているようだ。 ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】地区シリーズ 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われるパドレスとの地区シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場する。第1戦では1号3ランを含む5打数2安打3打点と躍動した。2年続くポストシーズン(PS)での不振払拭へ、同僚は大谷に期待を掛けているようだ。 【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ) 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「他のスターたちが抑えられる中、ショウヘイ・オオタニはドジャースをどこまで導けるか?」との見出しでアンディ・マカロー記者の署名記事を掲載した。記事では、キケ・ヘルナンデスが6日(同7日)の第2戦の試合直前に、大谷の肩に腕を回し、耳元で「WBCで日本を導いたように俺らのことも導いてくれ」と囁いたことを紹介した。 昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の一員として出場した大谷。勝負強さが光った大会の決勝では、米国相手に最後のアウトをマイク・トラウトから奪い世界一に貢献した。一方のドジャースは、2年連続で地区シリーズ敗退。昨年はダイヤモンドバックスに3連敗し、主力のムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンは2人合わせて21打数1安打だった。 第1戦では先に3点を失うも大谷が第2打席で3ランを放って振り出しに。デーブ・ロバーツ監督は大谷について「彼はタイガー・ウッズやマイケル・ジョーダンのようだ。最も重要な瞬間での彼は見逃せない」と大舞台での強さを称賛。ギャビン・ラックスも「我々が塁に出ればショウヘイと対戦する投手に、よりストレスをかけられる。走者なしでも相手にとってはすでにストレスだからね」と語った。 同メディアの別の記事では、マックス・マンシーが大谷の打席を振り返り、「我々にはショウヘイ・オオタニという男がいる。彼は球場に稲妻を落としたんだ」と重苦しい雰囲気の球場を活気づかせた一発に感謝していた。1勝1敗となったシリーズで、大谷にはチーム内から絶大な信頼が寄せられているようだ。
大谷翔平は「全く対応できていなかった」 米解説、脱臼の“弊害”…満身創痍だった左肩
大谷翔平はWS第3戦からの3試合で11打数1安打の打率.091 ドジャースは5日(日本時間6日)、大谷翔平投手が左肩の関節鏡視下手術を受けたと発表した。ワールドシリーズで負傷し、左肩を脱臼。関節唇を損傷していた。今回の手術からリハビリが順調に進めば、スプリングトレーニングには間に合う見込み。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」ではカール・ラスミューセン記者が「慢性的な違和感が、スイングに影響した」と指摘している。 大谷は10月26日(同10月27日)に本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で盗塁した際に左肩を負傷。それでも大谷は第5戦まで強行出場を果たし、世界一に貢献。打席では左肩を気にするそぶりも見られたが、第4戦では中前打をマーク。走塁時にはユニホームの首元を掴むなど、患部への負担を最小限にしながら戦い抜いた。 ただ、負傷後の第3戦からの3試合は11打数1安打で打率.091、本塁打も打点も記録することはなかった。ラスミューセン記者は「彼は怪我をしたままプレーを続けたが、残りのシリーズを痛みを抱えたままプレーしたことは明らかだった。その慢性的な違和感が、スイングに影響したのだ」と報じている。 MLBネットワークの番組「MLBトゥナイト」ではアナリストを務めるダン・プリーザック氏が「二塁へスライディングをして(左肩を負傷)以降、外角の球に対して全くと言っていいほど対応できていなかったです」と言及。さらにプリーザック氏は「コールは(大谷に対して)外角に速球を投げ続けていました。(同じ場所に投げ続けれても)捉えることが全くできなかったのです」と指摘した。 米メディアも“擁護”するほどだった大谷の負傷。強行出場を続けた強い意志こそ、“勲章”となっている。(Full-Count編集部)