4回、適時打を放った慶応大・本間颯太朗=神宮球場(撮影・塩浦孝明)
東京六大学野球秋季リーグ最終週第2日(10日、早大1-2慶大、神宮)今秋5位が確定している慶大は早大に2-1で競り勝ち、伝統の早慶戦を2連勝で飾った。敗れた早大は勝ち点、勝率で明大と並び、12日に優勝決定戦を行う。試合後の慶大・本間颯太朗主将の一問一答は以下の通り。
――今どんな思いか
「5位が確定している中で、この早稲田戦に向けて4年生を中心として最後は勝って終わろうという(思いで)やってきて、この3週間の、もっと言えばこの1年間の集大成が早稲田に2連勝という形で終われたので、本当に良かったなと思います」
――先制を許した後の同点打を放ったが、どのような思いであの打席に入ったか
「チャンスで回してくれたので、この1年結果を出してチームに貢献することが出来なかったので最後くらいはチームのために打ってやろうという気持ちでいました。スタンドに居る部員の歓声が背中を押してくれて(打球が)少し詰まりましたが、それであと一伸びしてくれた」
――早稲田といい顔をして戦いたいと試合前に話していたが、試合を終えてどうか
「今日も先制されましたけど、終始グッドフェイスでチーム一丸となって戦うことが出来たと思います」
――大学4年間を振り返って
「本当に成長させていただいたと思います。いろんな苦しいことがあったんですけど、その度に指導者の方であったり、同期、後輩、すべての支えてくれた人のお陰でどんどん困難を乗り越えて成長することが出来たと思います」
――仲間との時間はどんな時間だったか
「青春という一言が当てはまるような、本当に濃く、楽しい4年間でした」
――最後にこの早稲田との戦い、改めて振り返ってどうか
「この1年間の集大成というところと、3年生以下は来年の慶応日本一に向けての出発点だと思うので、来年の春の優勝に向けて良いスタートが切れたかなと思います」