レ東系ドラマプレミア23枠で4月7日に放送が始まる「夫よ、死んでくれないか」(月曜午後11:06)は、安達祐実・相武紗季・磯山さやかがトリプル主演を務めるマリッジサスペンスドラマ。放送を間近に控えた4月3日、主演の3人と、彼女たちの“クズ夫”を演じる竹財輝之助、高橋光臣、塚本高史を加えた6人の登壇による記者会見が行われた。 本作は、「夫を社会的に抹殺する5つの方法」、「夫の家庭を壊すまで」に続くテレ東の“全夫が震える”シリーズ第三弾。「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(NHK総合)の原作小説でも知られる丸山正樹氏の同名小説を原作にした本作のドラマ化は、あまりに衝撃的なタイトルであることもあり、発表時に賛否両論が巻き起こったのだという。 キャスト登壇前に作品概要を説明した都築真悠子プロデューサーは、「人間関係において、何げない行動や言葉で知らぬ間に相手を傷つけてしまうことがあり、それはときに修復不可能なところまでいってしまうこともあります。このドラマを通して伝えたいのは、そこで一歩歩み寄ることが必要なのではないかということ。そんなメッセージを込めています」と本作の制作の意図を明かした。
続いて登壇したキャスト6人は、和気あいあいとしたムードが印象的。質疑応答では、誰かが質問に答えると、そのほかの誰かからツッコミが入り、ツッコまれたキャストが汗をかく……といった場面も。なかでもトリプル主演の3人は、「初日から昔から知ってたみたいな感じがして。みんなそれぞれオープンマインドなので、なんでも話します」(安達)、「初日からプライベートのことも話してましたね」(磯山)と言うように、初対面の時からおしゃべりが止まらないほど打ち解けているのだそう。そんなきっかけを作ったのは安達だそうで「安達さんが話しをしやすい空気を作ってくれて」と相武は証言するが、安達は「気付いたら2人が楽しそうに話していて。仲間に入れてほしいなって思ったんです」と初日の様子を振り返って笑った。 そんな女性陣が演じる妻たちに「死んでくれないか」と思わせる夫たちを演じる男性陣は、衝撃作への出演に関しての率直な気持ちを明かした。 麻矢(安達)の夫で突然失踪してしまう甲本光博役の竹財は「安達さんが相手役を演じられるということで、二つ返事でオファーを受けました。でも、すごいことになるので、台本を読んでちょっと後悔しました」と意味深な発言を。妻・璃子を愛しているがゆえに束縛に走る夫・加賀美弘樹役の高橋は、「原作を読んだら僕の役はどこにも出てこない……オリジナルキャラクターです。最後に向かってそれぞれがとんでもない方向に進んでいくことを楽しみにしていただきたいんですけど、中盤にかけてもとんでもないことがちりばめられています」と予告。 友里香(磯山)のモラハラ夫を演じる塚本は、磯山が「塚本さんのモラハラがひどくて……」と役の説明をすると慌てて立ち上がって「やめて! 塚本高史がモラハラって書かれちゃうじゃない!」と磯山を制止して笑いを誘う。そんな塚本はこの作品に「僕が一番ドラマを見ていた90年代の作品のような、次が気になるようなドラマになると思って楽しみに現場に入らせていただきました」という印象を持ったのだと話した。 会見後半では、ドラマタイトルにかけて「○○よ、○○してくれないか」のフリップトークを実施。共演者に「○○してくれないか」とリクエストする企画だが、ここでも、共演者同士が打ち解けている様子が見てとれた。 安達は竹財に「ドライアイにしてくれないか」とリクエスト。竹財は瞳がウルウルしているそうで、不倫夫を詰めようとしてもそのまなざしを見ると許したくなってしまうのだそう。竹財と夫婦役を演じたことがある磯山も「ま、いっかってなっちゃう」と納得していた。相武は「俺とスイーツ~家族のためのお菓子作り~」という著書本を出版した高橋に高橋に「おいしいスイーツの作り方を教えてくれないか」と要望。その話の流れから、手作りスイーツを差し入れてほしいという声が上がり、竹財は「本に載っていたものだと道明寺がいいな」とリクエスト。高橋は「何か考えます」と差し入れを約束した。磯山は塚本に「その記憶力を分けてくれたりしてくれないか」と、記憶力のいい塚本をうらやましがる。実は塚本には写真を撮るように見たものを画像として記憶できる“シャッターアイ”という特殊能力があるといい、「素晴らしい能力です」と磯山は感心しきり。 楽しいトークが展開された会見も終わりを迎え、最後に、主演の3人から視聴者へのメッセージがおくられた。 磯山は「“こういう言葉を発したら相手に悲しい想いをさせてしまうんじゃないか”といったこと見えてくるドラマなので、共感する方もいるかと思います。結婚を経験していない方には、夫婦関係の教科書になるような部分もあります。“ハッ!”という声が出てしまいそうなジェットコースターのような展開も楽しんでいただければ」と、視聴者に訴えるリアリティがあるとコメント。 相武は本作が“大人のエンターテインメント”であると力説。「すごくシリアスなのにくすっと笑っちゃうような、シニカルなコメディー要素もあって。お酒を飲みながら一人で見るのも楽しいし、いろんな人と盛り上がるのもいいし。夜のドラマにぴったりの作品です」と、本作の楽しみ方を提案。 最後に安達は、本作の撮影を通して自身のなかに芽生えた考えを明かした。「夫婦やカップルって、最初は相手を思ってはいても、だんだん思いやりが欠落していく。自分の想像や憶測で決めつけていくうちに、だんだん相手のことが分からなくなって、モヤがかかってしまう関係になるのかなって。原作も脚本も面白いんですが、完成した1話を見たら、ホンを越える面白さになっていました。ワクワクしながら見ていただければと思います」と手ごたえとともに視聴者への期待を訴えた。