JSBボーカル今市隆二(38)、脅迫と暴行の疑いで書類送検
人気音楽グループ「三代目 J Soul Brothers」のボーカル、今市隆二(38)が、脅迫と暴行の疑いで警視庁に書類送検されたことが明らかになり、音楽界に衝撃が走っている。この事件は4月に発生したもので、今市が酔った状態でタクシーに乗車し、同乗していた友人との間で口論となり、運転手に対して「殺すぞ」と脅迫した疑いが持たれている。
LDH(今市が所属する芸能事務所)は、事件発生後の対応に追われており、コンプライアンスに対する厳しい指導を行ってきたにもかかわらず、再び所属アーティストによる不祥事が発生したことに対して、厳しい姿勢を崩していない。今市はこの日午後、謝罪文を発表し、事件の詳細について説明した。彼は、酒に酔った状態での行動を反省し、タクシー運転手に対して不安を与えたことを謝罪した。
一方、被害者側のタクシー運転手の代理人弁護士は、今市の言動が一方的であったと主張し、今市が運転手に対して暴言を吐いたことを否定している。このため、事件から3ヶ月以上が経過しても、運転手との間に示談が成立していない状況が続いている。事件の真相は、ドライブレコーダーの解析や第三者の証言によって明らかになると見られている。
LDHは、今市に対して報酬の減額や自宅謹慎を含む処分を実施したと報告しており、代表のEXILEは、所属アーティストの不祥事がグループ全体に影響を及ぼすことを厳しく警告してきた。昨年までは、LDH所属アーティストによる不祥事が報じられることはなかったが、今市の事件を受けて、再び組織の信頼性が問われる事態となっている。
今市の謝罪文には、酒による感情の高ぶりが原因であったと記されているが、彼の言い訳に対する批判の声も多く、ネット上では「苦しい釈明だ」との意見が相次いでいる。事件の詳細が明らかになるにつれ、今市の今後の活動にも影響が及ぶ可能性が高い。音楽界の一員としての責任が問われる中、今市がどのようにこの事態を乗り越えていくのか、今後の動向が注目される。