八代亜紀さん(2017年)
2023年12月に亡くなった歌手の八代亜紀さん(享年73)が所属していた事務所「八代ミュージック&ギャラリー」は14日、公式サイトを更新。ニューセンチュリーレコードが発売を予定している八代さんのアルバム特典をめぐる一連の件について、声明を発表した。 【貴重写真】52年前、デビュー直後の八代亜紀 ニューセンチュリーレコードは、アルバム「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」を発売するにあたり、八代さんの20代のヌード写真を特典にするとしている。これを受けて、オンライン署名サイトには9日に「八代亜紀さんの尊厳を保護し、リベンジポルノを阻止する」と題された署名が立ち上がり、3000人が賛同している。 この日は「報道にあるニューセンチュリーレコード社発表の問題作品について」と題して声明が発表された。 サイトでは一連の件について「当社内部、ご遺族、外部弁護士との間で議論を重ねてまいりました」とし「このような議論を経て、3月27日、別添資料記載のとおり、代理人弁護士を通じて、ニューセンチュリーレコード社宛てに、本件問題作に関する照会書及び通知書を送付いたしました」として実際の通知書を添付。 続けて「これら書面につきましては、3月29日、鹿児島市内の住所宛てに送達されましたが、回答期限を経過した本日までの間に、何らの回答や対応は得ておりません。このような経過を経て、詳細は伏せさせていただきますが、現在、当社におきましては、刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めているところとなります」と経緯を説明した。 最後に「本件問題作の発表そのものは極めて不愉快な出来事であり、絶対に許すことのできないものであります」とし「私自身、生前、そして没後に、八代亜紀から託された責任の重みを改めて確認し、今回のような蛮行に対しては、八代亜紀の名誉を守るため、あらゆる方策を講じてまいる用意でおりますので、引き続き八代亜紀に対する変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。