2025年3月29日に放送されたTBSの特番「オールスター感謝祭25春」で、人気お笑い芸人の江頭2時50分が引き起こした行動が物議を醸しています。江頭は番組の冒頭で「コンプライアンスぶっ潰す」と宣言し、その後、他の出演者に対して過激な行動に出ました。この一連の出来事は、視聴者や芸能関係者からの激しい批判を招いています。
江頭の行動が特に問題視されたのは、女優・永野芽郁に対するものでした。江頭は「俺の女になれ」と叫びながら永野を追いかけ、彼女が恐怖のあまり泣いてしまう事態にまで発展しました。永野は顔を手で隠すなど、明らかにショックを受けた様子で、スタジオの雰囲気は一瞬にして緊張感に包まれました。これにより、番組は急遽CMに入る事態となりましたが、CM明けには永野の姿はなく、代わりに他のタレントが座っている状況が見受けられました。
この騒動はSNS上でも大炎上し、江頭の行動に対する賛否が飛び交っています。「女優を泣かせて絶賛炎上中」「お笑いのためにやっただけ」など、様々な意見が寄せられていますが、特に永野に対する江頭の言動は、セクハラや人権侵害と見なされる恐れがあり、多くの批判を集めています。
お笑いコンビ「下振り明城」のソナは、自身のYouTubeチャンネルでこの件について言及し、江頭の行動が「破天荒」とされる一方で、男女に関する下ネタに対する境界線があると指摘しました。彼は、江頭の行動が視聴者に不快感を与えるものであったことを認めつつも、江頭の芸風の一部であることを理解しようとする姿勢も見せました。
今回の出来事は、江頭の芸風が時代の変化に適応できていない可能性を示唆しています。コンプライアンスが厳格化している現代において、江頭のような過激なスタイルは受け入れられにくくなっているのかもしれません。この騒動がどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に注目が集まります。
今回の事件は、バラエティ番組における表現の自由と倫理的な配慮のバランスを問う重要な問題を提起しています。江頭の行動が永野に与えた影響や、今後の彼の芸人活動にどのような変化が訪れるのか、引き続き注視する必要があります。