元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが、初のエッセイを発売した翌日、SNS上で低評価のレビューが相次ぎ、レビュー欄が閉鎖される事態となりました。彼女はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えながらも、自身の経験を綴ったこのエッセイを通じて、病気を乗り越える姿勢を示そうとしていますが、厳しい批判に直面しています。
渡邊さんは1月29日にエッセイを発売し、Instagramで「時々PTSDの人間がグラビアをやれるわけがないと言われますが、私は病気になるずっと前からグラビアに出ていた」と投稿しました。彼女は2024年にフジテレビを退社し、PTSDを公表。入院を経て現在は大学で講義を行いながら、グラビア活動にも取り組んでいます。
彼女のエッセイには、故郷や学生時代の思い出、病気の克服過程が描かれています。発売前には、エッセイが大手通販サイトでベストセラー1位にランクインするなどの好スタートを切っていましたが、レビュー欄では低評価が目立つ結果となりました。発売日朝の時点で、ある通販サイトでは、レビュアーの50%が1点評価を付けており、批判の嵐が吹き荒れました。
批判の中には、渡邊さんがPTSDを克服したことに対する疑問や、彼女の活動がマーケティング戦略の一環と捉えられる意見もありました。「この本は表面的で深みがない」といった内容のレビューが多く寄せられ、PTSDを扱うテーマに対する真摯な姿勢が欠けているとの声も上がっています。
一方、彼女のエッセイを通じて勇気づけられたという読者からは、感謝のコメントも寄せられています。「彼女の経験は私にとって心の支えになった」といった意見もあり、支持の声が全くないわけではありません。渡邊さんがエッセイを発表した意義は、病を抱える多くの人々に共感を呼び起こすことにあると考えられます。
このような批判の波は、渡邊さんが再出発を図る中での試練とも言えるでしょう。彼女がこの経験をどのように乗り越え、今後の活動に生かしていくのかが注目されます。心の声を届けるための彼女の努力が、少しでも多くの人に届くことを願っています。