タレントの小島瑠璃子さんの夫であり会社経営者の北村孝太さんが、4日に自ら命を絶ったことが報じられ、衝撃が広がっています。北村さんは、経営難に苦しむ会社の状況が背景にあるとされ、特に約3億円の借金を抱えていたことが明らかになっています。彼は2020年に音読施設向けツールや会員制サウナ事業を展開する「ハビタット」を創業しましたが、経営は厳しく、資金繰りに困窮していたといいます。
北村さんは、事業のために投資家から資金を集めていたものの、すべての資金を事業に充てていなかったとの証言もあります。実際、サウナの公式アプリは1年以上更新されておらず、利用状況は芳しくないとされています。さらに、提携先の施設の支配人が「契約した覚えはない」と語るなど、ハビタットの実態に疑問が投げかけられています。
小島さんは、夫が亡くなった日、子供を連れて千葉県の実家に帰っており不在だったため、自宅に戻った際に意識不明の北村さんを発見しました。近隣住民の証言によれば、当日は消防車が出動しており、最初は火災か何かのトラブルかと思われたとのことです。北村さんが亡くなる前、彼は何かガスのようなものを吸っていたとも言われており、警察は事件性は低いと見て慎重に調査を進めています。
小島さんは、夫の死因について詳細を控えさせていただくとしつつ、北村さんを「家族思いで優しく責任感の強い人」と表現し、心境を吐露しました。北村さんは29歳と若く、その死に対して多くの国民から心配の声が寄せられています。
彼が経営していたハビタットは、創業後まもなく経営難に直面し、2024年8月の決算報告では、当期準利益が-1億4496万円、利益剰余金が-3億225万円と厳しい状況が続いていることが分かりました。同社は音読施設プロデュースやアプリケーション開発を主な事業としていましたが、開発したアプリの利用状況は期待外れであり、提携施設からの支持も得られていないようです。
北村さんの夢を支えた小島さんは現在、幼い子供を抱えながら深い悲しみに沈んでいます。彼女の心の痛みが少しでも癒されることを願う声が多く寄せられています。今後、北村さんの死にまつわる真相が解明されることが期待されます。