大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルスに在籍していた時、同僚だったマイケル・ローレンゼン選手(カンザスシティ・ロイヤルズ)がフリーエージェント(FA)市場で注目を浴びている。大谷と同様に二刀流で売り込みをかけていると、米メディア『スポーツキーダ』が報じた。
ローレンゼンは2024シーズン、投手として24試合に先発し7勝6敗、防御率3.31、97奪三振の成績を残している。そして、今オフにFAになったが、自身の価値を高めるために投手と野手の二刀流でプレーできることをアピールしているようだ。ローレンゼンは来季、大谷に次ぐ二刀流選手として登録される可能性がある。 大谷がメジャー1年目に二刀流で試合に出て活躍したことにより、新たに二刀流ルールがメジャーリーグに導入された。投手として20回以上のイニングかつ打者として1試合3打席以上を合計20試合以上果たすことにより、二刀流選手として登録可能となる。二刀流選手は投手の登録制限を受けないため、事実上の投手を増やしたいチームにとっては有利になるだろう。
それを踏まえ、同メディアは「ローレンゼンはほぼどのチームでもローテーション投手として活躍できるが、当初考えられていた以上に価値がある可能性もある」とし、「FA市場で最も過小評価されている選手の一人かもしれない」との見解を示した。ローレンゼンにとって32歳という年齢がネックになるが「彼と代理人は、球団にとって価値を高めるユニークなアイデアを思いついた。ベテラン選手をチームに迎えるよう説得するために、投手と野手の両方で試合に出場させることを提案している」と報じた。