大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がワールドシリーズの試合中に痛めた左肩の手術を受けたと球団が5日、発表しました。
大谷選手は先月26日にヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で、7回に盗塁しようとした際にスライディングで左手をついて左肩を痛め、第3戦以降も出場を続けていました。球団によりますと、大谷選手はその際に損傷した左肩の手術をロサンゼルスの病院で行い成功したということで、来年2月から始まるキャンプには参加できる見込みだとしています。
去年右ひじを手術 前例のない取り組みに
大谷選手はけがをした2日後の先月28日、ワールドシリーズ第3戦の後の会見で手術の可能性について聞かれた際「とりあえずシーズンが全部終わったあとに改めてそれなりの検査をして状態を確認する」と話していましたが、結果的に手術に踏み切る選択をしました。これで、去年9月に行った右ひじじん帯の修復手術に続いて2年連続での手術となりました。今後は来年3月に日本で行われるカブスとの開幕戦を見据えて調整を進めると見られますが、ピッチャーとしての復帰を目指す中で新たに左肩のリハビリも並行して進める必要があり、大リーグでも前例のない取り組みとなりそうです。大谷選手は現在、ブルペンでの投球練習を再開していますが、チームがワールドシリーズまで進出した影響もあって、まずは目の前の試合に集中しようとバッターを相手にした投球練習は再開していませんでした。当初はワールドシリーズの終了後にもバッターへの投球を解禁すると見られていましたが、今回の左肩の手術によって来シーズンの開幕を目指していたピッチャーとしての復帰時期に影響が出るかどうかが懸念されます。