プロ野球 DeNAが日本一 26年ぶり3回目 ソフトバンクに4勝2敗
プロ野球、日本シリーズの第6戦が3日夜、横浜スタジアムで行われ、DeNAがソフトバンクに11対2で勝って対戦成績を4勝2敗とし、26年ぶりの日本一に輝きました。DeNAの日本一は前身の大洋、横浜時代を含めて3回目で、レギュラーシーズン3位からの日本一は2010年のロッテ以来、2回目です。記事後半ではイニングごとの詳しい経過もお伝えしています。 123456789計HEソフトバンク000200000261DeNA03107000×11130目次 DeNAが中盤に突き放す 2連敗からの4連勝で26年ぶり日本一に 三浦監督 5回 宙に舞う DeNA 26年ぶりの日本一 ニュース動画は【NHKプラスで配信中】(2024年11月10日まで)↓↓↓ 【NHKプラスで配信中】「サンデースポーツ」で放送 両チームに在籍した内川聖一さんの解説もDeNAが中盤に突き放す 2連敗からの4連勝で26年ぶり日本一に ことしの日本シリーズは、ソフトバンクが第1戦から2連勝しましたが、その後、DeNAが敵地で3連勝して26年ぶりの日本一に王手をかけ、舞台を再びDeNAの本拠地、横浜スタジアムに移し第6戦が行われました。 DeNAは2回、先頭の筒香嘉智選手がソフトバンク先発の有原航平投手のチェンジアップを捉えてソロホームランを打ち4試合連続で先制し、一気に流れを呼び込みました。 さらに2アウト二塁三塁のチャンスを作り1番・桑原将志選手が日本シリーズ新記録の5試合連続打点となる2点タイムリーヒットを打ってリードを3点に広げました。 このあと2点差に追い上げられましたが、5回には相手のリリーフ陣を攻め、2アウト満塁から筒香選手が走者一掃のタイムリーツーベースを打つなど打者11人の攻撃で一挙7点を奪いリードを9点に広げました。 先発の大貫晋一投手は、4回まで投げ5安打2失点の内容でリリーフ陣につなぎ、後を受けた中継ぎ陣も大量リードに守られてソフトバンク打線を5回以降無失点に抑えました。 そして最後は抑えの森原康平投手が締めてDeNAが11対2でソフトバンクに勝ち、2連敗の後の4連勝で対戦成績を4勝2敗として26年ぶりの日本一に輝きました。DeNAの日本一は前身の大洋、横浜時代を含めて3回目で、クライマックスシリーズが導入されて以降、レギュラーシーズン3位からの日本一は2010年のロッテ以来14年ぶり2回目です。 ソフトバンクは、不振の打線が序盤から得点できずに第3戦から続いていた連続無失点の記録が29イニングと日本シリーズのワースト記録を更新し、4回、柳田悠岐選手のツーランホームランでようやく得点しましたが、この2点にとどまりました。また、第1戦で好投した先発の有原投手も先制ホームランを浴びた後、押し出しのフォアボールを与えるなどコントロールが乱れて3回4失点と粘れず、リリーフ陣も押し出しのフォアボール2つを与えるなど崩れてDeNAの勢いを止めることができませんでした。 三浦監督 5回 宙に舞う DeNAは抑えの森原康平投手がソフトバンクの柳田悠岐選手を空振り三振に抑えると、選手たちが一斉にベンチからグラウンドに飛び出し、マウンド付近に歓喜の輪ができました。三浦大輔監督は目に涙を浮かべながらコーチたちと握手などをして喜びを分かちあったあと、マウンド付近に歩み寄り、選手たちに胴上げされて5回、宙に舞いました。このあと、南場智子オーナーとも握手を交わしていました。 注目 DeNA 三浦監督「ファンの前で優勝できて最高にうれしい」…
競歩 池田 ドーピング違反疑いで暫定処分 取り消し申し立てへ
東京オリンピックの陸上男子20キロ競歩で銀メダルを獲得した池田向希選手に対して、世界陸連の監視機関がドーピング違反の疑いで暫定的な資格停止処分を科したことに対し、池田選手は「全く身に覚えがなく、大変困惑している」などとするコメントを出しました。池田選手は処分の取り消しを求める申し立てを行うとしています。 陸上男子20キロ競歩の26歳、池田選手は3年前の東京オリンピックと、おととしの世界選手権でいずれも銀メダルを獲得し、ことしのパリオリンピックでは7位に入りました。池田選手が所属する旭化成によりますと、ことし6月、世界陸連の監視機関『インテグリティー・ユニット』から池田選手に対し、ドーピング違反の疑いがあると通知があったということです。WADA=世界アンチドーピング機構が公表する禁止物質が検出されたわけではなく、去年6月に行われた血液検査でヘモグロビンなどの数値が選手ごとに設定された限度を超えて変化していたもので、池田選手は専門家の見解を踏まえ、当時の練習や生活環境、処方薬の副作用などが原因で、ドーピングによるものではないという弁明書を提出しましたが、今月1日、暫定的な資格停止処分が科されたということです。池田選手は「全く身に覚えのない理由で今後の試合に出場できないかもしれない状況となり、大変困惑している。今後、真実が明らかになり、公正な結論が導かれるよう引き続き努める」などとするコメントを出しました。池田選手は今後、処分の取り消しを求める申し立てを行うということです。
東京 葛飾「空き巣に入るよう指示された」強盗傷害疑い1人逮捕
首都圏を中心に闇バイトで集められた実行役による強盗事件が相次ぐなか、2日未明、東京 葛飾区の住宅に複数の男らが押し入り、住人の70代の男性を粘着テープで縛ったうえ現金などを奪って逃げました。このうち1人は駆けつけた警察官に逮捕され「SNSで知り合った人物から空き巣に入るよう指示された」などと供述しているということで、警視庁は、逃走している数人の行方を捜査しています。 2日午前10時半すぎ、葛飾区東水元の住宅で「家の中に誰かが侵入したようだ」と近所の人から110番通報がありました。警察官が駆けつけたところ、住人の70代の男性が顔などにけがをして、粘着テープでぐるぐる巻きに縛られているのが見つかり、病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。警視庁によりますと、2日未明に複数の男らが押し入り、「騒ぐな、殺すぞ」と脅して住宅内を物色したあと逃走したということですが、通報を受けて駆けつけた警察官がこのうちの1人を近くで確保し、強盗傷害の疑いでその場で逮捕しました。逮捕されたのは、住居、職業不詳の山内裕太容疑者(29)で、調べに対し「SNSで知り合った人物から空き巣に入るよう指示された。家に入ったら住人に見つかったので、殴る蹴るの暴行を加えて現金などを奪った」と供述しているということです。闇バイトで実行役が集められたとみられ、警視庁は逃走している数人の行方を捜査するとともに、一連の強盗事件との関連についても調べています。現場はJR常磐線の金町駅から北に1.5キロほど離れた住宅街で、水元公園のすぐ近くです。 現場近くに住む人「この辺りで起きると思わなかった」 現場の近くに住む60代の男性は「最近、強盗事件が相次いているが、この辺りで起きると思わなかった。この地域は高齢者が多く、閑静な住宅街なのでこういう事件が起きて怖い」と話していました。