【MLB】大谷翔平、受賞ラッシュ 4年連続で最優秀DH「エドガー・マルティネス賞」受賞
ドジャース・大谷翔平 米大リーグの主要表彰の式典が14日、ネバダ州ラスベガスで行われ、ドジャースの大谷翔平(30)は最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を4年連続で受賞した。今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」には、DHとしてファーストチームに入った。傑出した打者を選出する「ハンク・アーロン賞」も発表される。左肩を手術した大谷は式典には参加しなかった。 大谷はナショナル・リーグに移籍した今季、2年連続の本塁打王や初の打点王を獲得する活躍。今季の表彰では打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞に続く受賞となった。 選出が有力視されるリーグ最優秀選手(MVP)は21日(日本時間22日)に発表される。(共同)
佐々木朗希の強行メジャー挑戦が“悪しき前例”に…日本球界「ゴネ得」横行へまっしぐら
侍の新星が躍動した。 プレミア12が13日に開幕。1次ラウンド初戦のオーストラリア戦に先発した巨人の井上温大(23)は6回途中を5安打2失点。キレのある直球、スライダー、フォークを駆使して8三振を奪い、白星発進に貢献した。 ロッテが今オフ、佐々木朗希(23)のポスティングシステムによるメジャー移籍を容認したことで、MLBのオフの話題が集中している。侍ジャパンも同様のようだ。 なにせメンバーには、中日の高橋宏斗(22)、巨人の戸郷翔征(24)、大勢(25)、楽天の辰己涼介(27)といった「メジャー志向」を公言済みの予備軍がゴロゴロいるからだ。 佐々木は5年目の今季、18試合の登板で10勝5敗。通算は64試合で29勝15敗、防御率2.10。能力はあっても、大きな実績を残さないまま容認されたことで、他球団にも影響がありそうだ。入団時からメジャー挑戦に向けた“密約”があったとされるが、ロッテの松本球団本部長は「本当にない。5年間を総合的に判断して容認した」と明確に否定しているとはいえ、それならそれで「ゴネ得」という印象を抱かせる。 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。 「ルール上、25歳になるまではマイナー契約しか結べない。あと2年待てば、多額の譲渡金が期待できて、球団への恩返しになると思う。ただ、今年の大谷の活躍などでメジャーがより身近になり、1年でも早く行かせて欲しいと思うのは選手にとって自然な流れ。問題なのは、佐々木が認められたことで、日本の多くの選手が『オレも5年以内にメジャーへ行かせて』と言い出しかねない状況をつくってしまったこと。ロッテや日本ハムはいいのに、なぜ巨人はダメなんだ? といった球団による格差も指摘されるでしょう。NPBはなぜ大リーグ機構に働きかけてポスティングのルールをつくれないのか。このままではますます日本がメジャーの3Aと化してしまいます。不平等なのが一番の問題です」 某球団のベテラン選手がこんなことを言っていた。 「球団がなかなかポスティングを認めてくれない場合、あえてマスコミに公言して既成事実化するという手があります」 選手側も、あの手この手でポスティング対策を考えている。朗希ショックで、ますます日本球界に“ゴネ得”が横行しそうである。 ◇ ◇ ◇ 佐々木朗希は昨オフ、母親と一緒になって「メジャーに行かせてくれ!」と泥沼交渉劇を繰り広げたのは記憶に新しい。そもそもなぜ、「母親」が首を突っ込んできたのか。その母親の正体と、当時の全内幕とは。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳細に報じている。
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