琉球藍の魅力を学ぶ首里高校染織デザイン科の生徒たちが、沖縄の伝統技術を体験する貴重な機会を得ました。毎年恒例のこのプログラムでは、今年33名の生徒が琉球の地、元部長泉の琉球製造省を訪れ、琉球藍の製造過程を学びました。
生徒たちは、実際に琉球藍に触れ、その質感や香りを肌で感じることで、教科書や映像では味わえない深い理解を得ることができました。「初めて手に触れてみたことで、教科書では伝わらない感覚を感じ取れました」との声が上がり、彼らの学びの深さが伺えます。
将来、工芸の仕事を志す生徒は、「琉球藍のような伝統技術は絶やさず、残し続けていきたい」と強い意志を示しました。この体験は、彼らの卒業作品制作にも大きな影響を与えることでしょう。来年1月の卒業作品展に向けて、彼らは新たな創作に取り組み始めています。
このような伝統文化を学ぶことは、単なる技術習得に留まらず、沖縄の歴史や文化を次世代に伝える重要な役割を果たしています。生徒たちの情熱と決意が、琉球藍の未来を明るく照らすことでしょう。