◆オープン戦 ホワイトソックス―ドジャース(8日、米アリゾナ州グレンデール=キャメルバックランチ)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、オープン戦のホワイトソックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、24歳の先発右腕・スミスと対戦した初回先頭の1打席目は空振り三振に倒れた。カウント2―2から高めの98・4マイル(約158・4キロ)直球に手が出た。
大谷はオープン戦初出場だった2月28日(同1日)の本拠地・エンゼルス戦では、いきなり1打席目に、花巻東高の3学年先輩にあたる菊池雄星投手(33)から左翼へ先頭打者本塁打。幸先いいスタートを切ると、6日(同7日)の本拠地・レンジャーズ戦まで出場した試合では全4試合で安打を放ち、試合前の時点で12打数5安打の打率4割1分7厘と好調を維持している。4打数2安打だった6日(同7日)の試合後には、ロバーツ監督も「いい状態にある」と太鼓判を押していた。
2月中に4度ブルペン入りしていた投手の調整をいったんペースを緩め、当面はキャッチボール程度の調整にとどめて打者に専念することになった大谷。この日から11日(同12日)までに予定されている4試合のうちの3試合に出場し、18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズ出場のために日本へ旅立つことになる。打者としての調整は最終段階に入ってきている。
この日の試合前には現地で土曜日とあって、多くのファンが集まったグラウンドでキャッチボール。ツーシームなども交えながら約15分間、力強いボールを投げ込んでいた。
◆大谷のオープン戦成績(現地時間、前日終了時点)
▽2月28日エンゼルス戦 左本〈1〉、遊飛、空三振
▽3月2日ホワイトソックス戦 見三振、中安
▽同4日レッズ戦 一ゴロ、右安、二ゴロ
▽同6日レンジャーズ戦 左二、左飛、二ゴロ、左安
※4試合12打数5安打、1本塁打1打点0盗塁、打率・417