ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、オープン戦の本拠地・ジャイアンツ戦のスタメンを外れた。あす2日(同3日)には再び出場する見込み。前日2月28日(同1日)はオープン戦初出場初打席で花巻東高の先輩でもある菊池雄星投手(33)から先頭打者本塁打を放った。
予定通りオープン戦のスタメンから外れたこの日は、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ地で調整。投手の練習メニューは屋外では行わず、バットを持って向かった室内練習場からも10分ほどで引き上げ、軽めの調整となった。練習後には、キャンプ施設を訪れていた真美子夫人とともに帰路についた。あす2日(同3日)は再び「1番・指名打者」でスタメン入りする見込みだ。
18日に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦へ向けてここまで打者としては順調に調整している大谷。キャンプ初日に屋外でのフリー打撃を行って18スイングで10本が柵越えと2年連続本塁打王のパワーを見せつけると、実戦形式の打撃練習「ライブBP」は2度。26日(同27日)には中堅右へ本塁打を放つと、オープン戦初出場となった28日(同1日)には、1打席目からいきなりアーチを描いた。
昨年11月には左肩の手術も受けたが、28日の試合後には「まずはきょうスケジュール通り3打席立てたので、それが一番だと思いますし、ある程度球数も見ながら、スイングもしながら、空振りもあって体的に問題なかったので、いい1日だったかなと思います」と話していた大谷。開幕へ向けてはライブBP、室内での映像付き打撃マシン、オープン戦で「50打席」に立つことが目安だとした。
投手としてはオープン戦出場予定はないが、2月中に4度のブルペン入り。最速95マイル(約153キロ)をマークし、ツーシームとカットボールはすでに投げた。ノーワインドアップでの新投法にも挑戦しており、2月25日(同26日)には今キャンプ最多の30球を投げた。3月中旬までの今キャンプ中に打者相手に投げることを目指し、メジャー復帰は5月頃が見込まれている。