ニューカマーを歓迎する偉才の振る舞いが話題となっている。目下、アリゾナ州グレンデールで行われているドジャースの春季キャンプで、新加入のキム・ヘソンに韓国語を駆使して話しかける大谷翔平のそれだ。
両雄の関係性は入団前から深まっている。同じ米大手代理人事務所『CAA』と契約している背景も手伝って、大谷は昨年12月の自主トレ期間中からキム・ヘソンと交流。ポスティング公示前の初対面時には韓国の俊英に向けて「応援するよ」と言葉をかけたことがニュースともなった。
ドジャースで同じ釜の飯を食う関係性になってからも、大谷は気遣いを欠かさない。時には、覚えたてであろう韓国語で声をかけ、キム・ヘソンとコミュニケーションを図る様子は球団公式SNSで度々公開されている。 そうしたスーパースターの対応にキム・ヘソンは感謝しきりだ。韓国のYouTubeチャンネル『ソムタイムズ』の取材を受けた26歳は「毎日、練習に行くときに、(大谷が)韓国語を使ってくれる。なので、僕も日本語を少しずつ使っています」と告白。
その上で二刀流戦士への交流内容を詳細に明かしている。 「『アニョハセヨ』とか言ってくれます。あと『How are youは韓国語で何と言うの?』と聞かれたので『オヌル、オッテ?(今日はどうだい?)』だと教えたらそれを使ってくれたりしてくれます。
僕も(日本語を)一生懸命やっているんですが、簡単ではないですね(笑)」 多くの選手たちにとって憧れの存在となっている大谷。球界のアイコンともなっているスター性は、こうした日常の何気ない振る舞いに理由があるのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]