大谷翔平の最大の変化 真美子夫人と歩んだシーズンがもたらしたもの

メジャー、NPB12球団の担当記者が「2024 A WORD」と題し、今季印象に残った言葉から当時を振り返る。

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54本塁打、130打点の2冠王に輝き、3冠王を最後まで争った9月29日のレギュラーシーズン最終戦だった敵地・ロッキーズ戦終了後。クラブハウス外の通路で行われたシーズンを総括する囲み取材の中で、大谷は真美子夫人と結婚して初めて迎えたシーズンだったことについて問われ、こう答えた。

「1人でいるよりも、野球以外を考える時間が多くなった。それがいい方向に自分の中で、よりグラウンドにいる時に野球に集中できるようになったのかなと思う。そこはもちろん感謝したいなと思います」

大谷といえば、野球に誰よりも没頭し、生活の全てを野球に注ぎ込んできたイメージが強い。日々取材していると、クラブハウス内ではスマホを操作し、ちょっとジャンキーそうなハンバーガーを食べるなど人間らしい一面も見られたが、もちろん全ての中心は野球。毎日10時間ほど寝て、遠征中も外出を極力控えるなど、グラウンド外での話はこれだけ注目されながらほとんど聞こえなかった。

そんな大谷が「野球以外を考える時間が多くなった」という今季。真美子夫人の存在、サポートが大きかったこともあるだろう。野球以外に神経を使うということは大谷にとってストレスになる可能性があったが、「集中できるようになった」とまで言って、変わらぬ活躍を見せたことは、今季の大谷の最大の変化だった。

今年7月には30歳になった大谷。誕生日直後には「技術的にはもちろんそうですけど、フィジカルの面も毎年よりいい状態で臨めているとは思う。年齢は数字だけ」と話していた。打撃技術が年々向上していることは数字が示し、59盗塁したように体力面でも伸びしろがある。

今季は山本らチームメートと外食に行く機会も作るなど、リーダー的存在としての自覚も出てきた。心身ともにまだまだ成長を続けているような気がしてならない。(MLB担当・安藤 宏太)

Y M

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