大谷翔平語録2024 ~キャンプ編~

史上最高額の大型契約でドジャースへ移籍した大谷翔平選手。その一挙手一投足からは目が離せませんよね。昨シーズン、多くの方々にご覧いただいた「大谷語録」を、今シーズンも公開していきます。できるだけ多くの大谷選手の言葉を拾い集めていきます。その言葉の数々から、大谷選手の思い、そしてドジャース1年目のシーズンをひもといていきます。(※すべて現地時間。最新の情報が上に来ます)

3/5 古巣との対戦 トラウト選手と抱擁も

大谷翔平選手は大リーグデビューから6シーズンを過ごした古巣・エンジェルスとオープン戦で初めて対戦。3打数ノーヒット、2三振と抑えられた。試合前にはトラウト選手と抱き合う場面も、出場後には報道陣の取材に応じた。

かつてのチームメートと交わした会話や、バッティングの手応え、ピッチャーとしての練習の再開の見通しなどおよそ10分間、質問に答えた。ーー 以下、一問一答です ーー

Q.古巣エンジェルスのチームメートと会ってどうだった?A.けっこう来ていたので、こっちに、きょう。いろんな人と話しました。Q.今は打席の内容と結果、両方に満足している?

A.そうですね、きょう久々にナイターでしたけど、あのまたちょっと見え方が違うので、そこらへんもやりながら、また試合をこなしたいなと思っていますし、打席のクオリティーも上がってきてるんじゃないかなと思うので、最後のほうとかね、ちょっと惜しかったですけど、もうちょっと振れるかなと思ってはいます。Q.ドジャースと契約した後、どれくらいエンジェルスのことを振り返って考えた?A.どちらかというと決まる前がやっぱりいちばん考えてるので、決まったあとはお互いにこのシーズンに切り替えて、向いてると思うので、やっぱり交渉の段階が一番、考えるんじゃないかなと思います。Q.元チームメートになにか言われたか?A.いや、特に、特にというかおめでとうというか、契約できたことにまずおめでとうという会話が多かったですかね。Q.ここ1か月くらいなにが一番印象的だった?A.印象的…。チームの色はまあちょっと、なんだろうな、どっちがいいとか悪いとかではなく、そのチームの色があると思うので、まあまだ1か月ですし、もっともっとこう、僕も(山本)由伸もそうですけど、一緒に時間を過ごすうちに、もっともっとなじめるんじゃないかなと思います。Q.エンジェルス相手にプレーするのは変な感じはした?

A.変な感じはないですかね。ないですかねというか、向こう側にいるのでそこらへんは多少ありますけど、向こうのホームだったらまたちょっと違うんじゃないかなと思うので、今回はこちら側のホームでしたし、そういう点ではあまり違和感はなかったかなと思います。Q.明日の試合は出る?A.(英語で)Yeah.Q.ナイター、デーゲームで間隔短いがなぜこのタイミングで2試合連続で出ることにした?A.んー、まぁあとあとのスケジュールも考えながら、全体をトータルとして見たときに出た方がいいなと思ったので、打席数を稼ぐという意味でも大事なんじゃないかと思います。Q.バッターとしてのリハビリは終わった?A.リハビリはもう終わってますね。あとはもうどれくらいクオリティーを上げていけるか、結果どうのこうのではなく、しっかりとまず見えてるかどうか、振れてるかどうか、いいタイミングで待ててるかどうかがいちばん大事かなと思います。

Q.トラウト選手とどんな会話をした。

A.いやもう全員、契約おめでとうということと、家族も含めてお互いに元気かということ、まあふつうの感じでしたね。

Q.昨シーズンまでトラウト選手をネクストから見ていたが、今はベッツ選手。その違いは感じるか。A.んー、違い。まあどちらもいいバッターですし、打席のクオリティーも高いし、勉強になることが多いと思うので、まあ自分の打席も考えながら、うしろからどういうふうに打席を送ってるのかなっていうのは、見ながら勉強はしてますね。

Q.右手の小指にテーピングも、状態は。A.多少腫れはありますけど、特に問題はないかなと。あと2、3日すればいいんじゃないかなと思います。

Q.突き指みたいな?A.そうですね。

Q.山本投手を気にかけている?A.気にはかけていないですね(笑)うん、プロフェッショナルですし、やることしっかりと、どこにいてもやる選手だと思うので、まわりのサポートももちろんありますし、えー、ただ同じフィールドで過ごす日本人、日本語でしゃべるから、気軽にしゃべれるのは、まあお互いにですけどね、多少特別なのかなと思います。

Q.オフに取り組んでいて効果を実感していることは。A.そうですね。リハビリが基本的にはメインであったので、まずリハビリの経過、まあスケジュールどおりにしっかりとこなせて、今こうやってこう、まず打席数を重ねてしっかりと開幕に向けて出続けられているというのがまずいちばんじゃないかなと思って、トレーニングの成果で、技術的なものっていうのは、それの次かなと思いますね。

Q.あす出ると決めたナイター、デーという流れもシーズンに向けてクリアしたかった?

A.いや、ナイターデーが特別かというより、全体のスケジュールを見て、きょうあす出た方がいいという判断なので、そういう全体を見ながら、特にナイターデーを絶対出たいとかではなくて、全体の試合数をまず確保するという意味ですかね。Q.ピッチングのリハビリのスケジュール感は。A.リハビリ・・まだスローイングが始まってはないので、ある程度、全体像のスケジュールは共有はしてますけど、まずしっかり開幕を迎えることと、そこで試合にしっかり、バッターの方で問題なくちゃんと公式戦でも出られるという確認をまず、それが先じゃないかなと。その先にショートスローから入って、徐々に徐々に強度を強くしていく感じですね。Q.韓国での開幕戦以降というイメージ?A.韓国のあとということですか?そうですね、たぶんそうなるとは思います。

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2/29 “なんとなくずっといることを想像できました” 結婚について

「一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといることを想像できました」

みずからのインスタグラムで結婚を報告した翌日、大谷選手はメディアの取材(囲み取材)に応じた。そこで結婚の決めてについて質問された答えが、冒頭の言葉だ。大谷選手らしく自然で、少し照れくさそうに答えていたが、質問にまっすぐと答えていた。この日は、キャンプ地全体が祝福ムードに包まれていた。ーー 以下、この日の取材の一問一答 ーー(アメリカメディアの質問から…)Q.きょうはライブBP、明日は試合。いつ2日連続で試合に出るか?A.連続で出るよりも、まず強度を強く保つことと、トータルの打席数を増やすことがメインなので、連続で出ることにあまり重きを置いてないです。

Q.当初50打席を目指すと言っていたが、現状ライブBPなどもあわせて何打席か?A.もう20位だと思うので、もうすぐに50は多分越えるんじゃないかと思います。継続してあとは強度を保って多めになる分には構わないので、できる限りいい調整を続けたいなと思います。

Q.ご結婚おめでとうございます。言える範囲で入籍日と奥さんはどんな方ですか?A.日本人の方です。入籍日は特に言わないというか、言わなくていいかなと思っています。至って普通の日本の人です。Q.知り合ってどれぐらいですか?A.正確には分からないですが、初めて会ったのは3年、4年ぐらい前ですね。Q.結婚はフリーエージェントの判断に影響がありましたか?A.それは全くなかったですね。彼女自身も僕の意見を尊重してくれていますし、そこは野球とは別のことなので…。妻はどこに行っても来るという感じでしたので、そこは全く関係がなく、自分がどこで野球をしたいかというのが、一番のところでした。Q.なぜこのタイミングで発表しようと思いましたか?A.シーズン中よりシーズンに入る前が、ベストじゃないかなというのがありました。書類もいろいろあり、整理しないといけないところもありました。もうちょっと早めにやりたかったですが、そういうところで少し伸びて、きょうになったというかたちです。(ここから日本メディアの質問に)

Q.発表しなくてもいいなかでちゃんと発表することにしたのはなぜですか?A.一番は(報道の)みなさんがうるさいので。しなかったらしなかったでうるさいですし、きょうここで発表をして、野球に集中したいのが一番です。

Q.結婚の決め手は何になりましたか?

A.特にこれというのはありません。一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといることを想像できました。Q.3、4年前に知り合ったということですが、二刀流で活躍しはじめたときですが、二刀流をやるにあたっても支えになりましたか?A.初めて会ったのがそれぐらいの時期というだけで、実際には(お付き合いしたのは)もっともっと後ですし、シーズン中は特にこちらに来ていなかったですし、基本的には今までどおりというか、渡米してから今まで1人でいたので、去年も特に変わらなかったかなと思います。

Q.どんなところにひかれましたか?A.これというのはないですね。全体的に雰囲気というか、一緒にいて楽しいですし、これ1つというわけではなく、全体的な雰囲気があっているかなと思います。Q.奥さんの好きな手料理は?A.こちらに来て、そこまで日はたっていないので、まだそこまで食べていないですね。

Q.プロポーズの言葉は?A.えーっと、普通に言いました。あえて言う必要はないと思います。

Q.交際期間はどれくらい?A.初めて会ったのが、3、4年前というだけなので。実際にどれくらいだったかわからないので、婚約をしたのは去年なので、それを指すなら去年になるんですかね。

Q.将来的な子どもの希望、イメージはありますか?A.もちろん、そうなればいいですけど、自分以外のことを言うと叶わないような気がするので、あまり言いたくないです。Q.犬を飼われたのは結婚の影響があったからですか?A.ぼやっとは考えていました。基本的には手術した時もずっと1人で、僕がみていたので、あまりそこまでは…。ぼやっとは考えていましたけど、そこまでは必ずではありません。

Q.奥さんも犬が大好きで飼うことを2人で決めた?A.僕が勝手にというか、前々から飼いたいなというのがありましたので…。タイミング的に良かった。妻に電話したときにむしろびっくりしていました。

地元岩手県では号外も

Q.なれそめを言える範囲で教えてください。A.言えないです。言えなくはないですけど、短いスパンで何回か、たまたま会ったので、そこからというのが一番ですかね。Q.会ったのはアメリカですか?A.日本です。

Q.デートも外に行くのは難しかったのでは?A.外は行ってないですね。基本的にアメリカですし。去年は手術もあったのでほぼ日本に帰ってないですし、オフシーズンも基本的にはこっちにいました。そんなに外に行くことはなかったですね。Q.デートは室内ですか?A.ラフな感じで過ごしていました。外に出たら、皆さんうるさいですし。

Q.奥さんとは一緒に住んでいますか?A.キャンプの途中でこっちに来ました。

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2/28 “2人(1匹)で力を合わせ支え合い” 結婚を発表

「新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております」

この日、みずからのインスタグラムで結婚したことを発表した大谷翔平選手。日本中が祝福の空気に包まれた…

大谷選手がどんな言葉で結婚を報告したのか、投稿の全文は以下の通りーー インスタグラムの全文 ーー

いつも温かい応援をいただきありがとうございます。シーズンも近づいておりますが本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます。新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております。まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。お相手は日本人女性です。明日の囲み取材で対応をさせていただきますので今後も両親族を含め無許可での取材等はお控え頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

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2/27 初のOP戦でホームラン

「1打席目から3打席目まで徐々に感覚もよくなってきている」

大谷翔平選手はドジャース移籍後初めての出場となったオープン戦、第3打席でレフトへツーランホームランを打ち、いきなり結果を残した。詰まったような当たりだったが、逆方向にぐんぐんと伸びたあたりは、まさに大谷選手ならではの打球という表現がぴったりの一打だった。冒頭の言葉は、3打席を振り返っての言葉だ。こちらも大谷選手らしく冷静に打席を振り返った。ーー オープン戦後の取材、主な一問一答は以下の通り ーー

報道陣の取材に応じました。ホームランも飛び出した試合を終えた心境、リハビリの状況、今後の見通しなどについておよそ10分間、質問に答えました。Q.初の実戦を振り返って。A.そうですね、まずは予定通りに出られたっていうことと、終われたっていうことがいちばんよかったと思います。Q.しっかり結果を出した。スイングやリハビリも順調か。A.そうですね、打席を重ねるごとに反応もよかったかなと思うので、徐々に徐々にですけどよくなっていたかなと思います。

Q.ホームランは入ると思ったか。

A.いや、ちょっと(打球が)高いかなと思ったので(乾燥していて打球が飛びやすい)アリゾナでどうかなというところだったかなと思います。

Q.移籍後初の試合で、緊張などはあったか。A.緊張はなかったですね、まあスプリングトレーニングなので、まだそういう段階ではないかなと思いますし、自分の調整がまずいちばん大事かなと思います。

Q.2番というのはどう捉えている?A.まだきょう初めてなので。でもやること自体は変わらずにストライクだけしっかり自分のスイングする、シンプルなところがいちばんかなと思います。Q.フリーマン選手が後ろにいることで、ストライクが増えると思うか。A.まあ立ってみないともちろんわからないですし、前後でもちろんムーキー(ベッツ選手)もフレディ(フリーマン選手)も、あとそれ以降もいいバッターがもちろん続くので、どう変わっていくのかなというのももちろん楽しみですし。1打席1打席自分も勉強しながら対応していきたいなと思います。Q.エンジェルスのデビューと比べてどうだった。A.あの時は何がどういうふうに進んでいくのかまったくわからなかったので。その時とはまた全然違うかなと思います。

Q.ファンが列を作ってサインを求めていた。ドジャースでそういった光景を見るのはどんな気持ちか。A.きょうもたくさんの人に見に来てもらって、歓声もすごく大きかったですし。何よりもチーム関係なく、まずこの時期にこうやってまた戻って来られて、手術もありましたけど順調に戻って来られて。まずそれがいちばん、きょうよかったかなと思います。Q.ホームランも出た、3打席を振り返って。

A.まあ振ったのもよかったですし、さっきも言いましたけど1打席目から3打席目まで徐々に感覚もよくなってきているので、あとは見逃したコースが、自分の思ったとおりのコースかどうかが、あとはいちばん大事かなと思います。Q.体の感覚は。A.感覚もよかったです。まあ、体自体の強さもよかったですし。ケージで振ってる感じも、ここのところのなかではいちばんよかったんじゃないかと思うので。あとは無事に終わってよかったなというのが今の気持ちかなと思います。Q.スタンディングオベーションもあったが、ドジャースの一員になった実感は。A.そうですね。まだ1試合目なので、これからかなと思いますけれど、しっかりとチームに貢献して早くそういうふうに認めてもらえるように頑張りたいと思います。Q.ホームランはフルカウントからだった。強振ではなかった?

A.どうなんですかね、まあ普通な感じですね。まあ、別に長打を狙ってるわけではなかったですし、全体的に言えることですけど、シンプルにゾーンを振るっていう。Q.手術明けで体のケアは。A.ケアは、んーまあその、細かい動きのチェックだったりとか、トレーニングだったりとかっていうのは週に何回かあって、あとはトレーナーの人に見てもらう。あとは数週間に1回自分のPT(フィジカルセラピスト)の人、来てもらうタイミングでチェックしてもらうって感じです。Q.終わった後監督や選手からことばは。A.そうですね、フレディ、フリーマンが、たぶん僕が終わってたらもう1回守備に行かないといけなかったので「絶対打ってくれよ」って言われていたので。回せてよかったなと思います。Q.ベンチで言われていた?A.前の回ですね、前の回の攻撃が終わったとき。

Q.このキャンプで下半身や体幹のメニューをよく行っているが、その意図とバッティングへの影響は。A.いやまあ、トレーニングは一貫して、もう別に年単位で変えるとかっていうことではなくて、10年20年のスパンで考えてやるものなので。ことしは手術はあったのでそれに適したトレーニングはもちろんしますけど、全体的なフィジカルの強化は例年どおりだと思います。Q.ピッチャーとしてのリハビリはそこまでしていないが、それはバッターとしての出場を早くするため?A.いやピッチャーのリハビリもしてます。トレーニングだったり。まだスケジュール的に投球を再開する段階ではないというか、スケジュール的にまだなだけで。Q.クラブハウスで外野手用とファースト用のミットを持っていた意図は。A.いやまあ、そういうこともあるかもねっていう。みんなに言えることですけど。そうなってからでは遅いので。事前の準備がどういう時も大事かなと思います。Q.ノックも受けていく?A.どうなんですかね、まだその段階ではないかなと、もちろん投げられなければすることもないですし。そこは優先事項から外れているので。そこはまあシャグ(外野での球拾い)とか、何て言うんですかね、トレーニングメニューというか、コンディションの一貫でランニングしたいなという時に入ることはあると思いますけど。そこまでやることないかなと思います。Q.きょうは愛犬は試合を見ている?A.いや、見てないんじゃないですかね。Q.振っていいボールと振ってはいけないボールの見極めはどうだった?A.3打席目はまあまあよかったですかね。ただあの、たぶん練習してるボールとか、予想していないボールをたぶん投げてたので、そこはまあチェック外でしたけど。ある程度自分が振りに行っていいボールに対してアプローチできていたかなと思うので、はい。

Q.2番の打順について監督と話は。A.いや僕はもうどこでもいいって感じだったので。まあ前後どう変わるかわからなかったですし、監督がどういうふうにやりたいのかっていうところに対して僕が言うことはもちろんないので。好きなように、そこに対応していけたらなと思ってました。Q.開幕に向けての打席数は間に合うか。A.ペース的には越えてくると思いますね。今の段階ではちょっと早いくらい、ちょっと多めに入ってくらいの感じだと思うので、十分にこなせるかな、量自体はこなせるかなと。あとは感覚次第かなと思います。

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2/21 “早い段階でトータル50打席にいくと思う”

「早い段階で(打席は)トータルでは50にいくんじゃないかと」ロバーツ監督が開幕戦までに大谷選手が立つべき打席数について、50という数字を出したことに対する大谷選手の言葉だ。

この日は、シーズン中に使う写真を撮影する「フォトデー」。山本由伸投手とともに大谷選手もカメラの前でポーズを決めた。そしてこのキャンプで3回目となる取材に応じ、ここまでの調整が順調に進んでいると明かした。スタンフォード大学への進学で注目されている花巻東の後輩、佐々木麟太郎選手についても初めてコメントしている。

ーー 練習後の一問一答は以下の通り ーーQ.監督が、開幕までに50打席と言っていたが計算では間に合いそうか?A.十分間に合うとは思いますね。まああの、ビジョン(室内のピッチングマシン)でも入れる。今も5打席くらいは入りましたけど、十分じゃないかなと。早い段階でトータルでは50にいくんじゃないかと。Q.実際の試合で打つことと、マシンやマイナーで調整することはあまり変わりないもの?A.んー、そこまでは変わらないですね。実際ゲームに出たときのアドレナリンや集中力というのはもちろんありますけど、確認したいのはタイミングを外された時のスイングだったりとか、詰まったときのスイングやリアクションを確認したいというだけので。そこは十分含まれるんじゃないかと思います。Q.ここ数日の打撃練習での感覚や、ひじの感じは?

A.感覚も良かったですし、ひじの感覚も。まあ実際の中で振ってみてあまり気になるところはないので、今のところ。今のところはまあ順調に来ているかなと思います。Q.ここまで予想以上に早くリハビリが進んできていると思うが、大谷選手自身もそういう感覚なのか?A.あー、まあでもスケジュールどおりには一応来ているので。スケジュールどおりよりは感覚がいいというのはいいことだと思うので。特に早まっているという感じではないので、予想通りの感じで来てはいるかなと。安心しているところは多少あるかなという感じです。Q.きょうのライブBP(実戦形式の打撃練習)も50打席に含まれるのか?A.含まれますね。ビジョンも僕的には含まれてはいるので。あとは実際の試合、オープン戦に出てみて、まったく問題ないのであればトータルで50というのはすぐ行くんじゃないかと思います。Q.(アメリカメディアから日本語で)ワンチャンゲンキ?A.(笑顔でうなずく)。Q.実戦のオープン戦でしか得られないものは?A.んー、まあ何て言うんですかね。集中力だったりというのはもちろん、ビジョンで打ったりとかもしますけど。観客、ファンの人が入ったりとか、実際にアンパイアがいたりとかっていう環境とは多少は違う、出力的には違うので。まあ、変わらないかなと、大丈夫じゃないかなと思いますけど、多少違うかなとは思います。Q.打撃フォームは背筋が伸びている感じがあるが、意識していることは。

A.いや、今は変わらないです。変わんないですというか、そりゃ微調整はしますけど。やることは特には変わってはいないので。とりあえずは自分のいい感覚を、まずはこの時期なので。早く取り戻していく、実戦の中で取り戻していくというのが最初にやることかなと思います。

Q.練習後も宿舎に戻ってトレーニングするのか?A.きょう帰って?いや、基本はしないですね。キャンプは、もうやることやったら帰るっていう。ことしはピッチングとかもないので、ボリューム的にも余裕ありますし。だいたい1日おきにバットを振ってるので、ここから連日で入ることはあると思いますけど。今のところは楽な、楽なというか、ある程度時間に余裕は持ってると思います。  Q.家でワンちゃんとまったり?A.んー、そうですね。まあ(笑)、ほかの仕事がある日ももちろんありますし。それ(時間)があるのも、もうちょっと実際のオープン戦が始まるまでかなと思いますけど。今のところはそんな感じで過ごしています。Q.花巻東の後輩、佐々木麟太郎選手がアメリカの大学に進学。大谷選手からのアドバイスもあったという話もあるが。A.アドバイスはしてないですね(笑)。頑張ってほしいっていうだけだと思うんで。すばらしい選手だと思いますし。どこに、どういう風なルートで、将来どういう風になりたいかは本人が1番考えていると思いますし、こちら側がとやかく言うことではないですし。どういう道に進んでも本人が納得できれば、すばらしいことではないかなと思います。

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2/12 “スケジュール通り、内容もいい” 

「軽めにいこうかなと思ってましたけど、思ったより振れていたので、そこはスケジュール通りには来つつ、内容自体はいいんじゃないかと思う」

大谷選手はキャンプ4日目のこの日、初めて屋外でのフリーバッティングを行った。21スイング中フェンス越えが10本とパワーあふれるバッティングを見せ、右ひじの手術からの順調な回復ぶりをうかがわせた。「スケジュール通り」という言葉には強い自信が感じられる。ーー 練習後の一問一答は以下の通り ーー

Q.初めて外での打撃練習だったが、状態は。A.いい感じでしたし、けっこう強く振れていたので、打球自体もよかったんじゃないかなと思います。

Q.わき腹のけがで昨シーズンは終わったが、そちらの回復具合は。A.外で打った時にやっていたので、きょうも初めての外だったのでちょっと慎重気味に振りましたけど、その割にはよく振れていたんじゃないかなと思いますし、インサイド、中でも外でも比較的気になることなく振れているので、わき腹の方はまったく問題ないかなと思います。

Q.今後は毎日外で打つか。A.たぶん打たないとは思いますけど、キャンプ中は比較的多めには打つと思います。基本的にやることは中で。外でやるのは強度の確認がメインになるかと思います。Q.シーズン開幕戦に向けて、自信は高まった?A.そうですね。軽めにいこうかなと思ってましたけど、思ったより振れていたので、そこはスケジュール通りには来つつ、内容自体はいいんじゃないかと思うので、このまま順調にいけばというところだと思います。Q.キャンプではスイングのメカニックの部分を大事にするのか、全体の感覚を大事にするのか。A.外で打つときは、今も言いましたけど、外で打つときは強度の確認、体の確認がメインですし、中で打つときは、なんていうんですかね、どこに注意して、自分でチェックポイントを探しながらというところかなと思います。Q.強度は100%になったのか。去年からの変化はどのように感じた?

A.最後の2、3スイングは90%ちょっとぐらいの力加減で振っているので、数字的にもそのぐらいの数値、むしろちょっと高いぐらいかなという感じなので、いい傾向かなとは思います。トレーニングの成果もしっかり出てるんじゃないかなと思います。Q.オープン戦は頭から出られる?感触は。A.どうなんですかね、まあある程度トレーナーのなかで、いつぐらいに出るっていうのはあるとは思いますけど、まだすごい先のところまで共有されているわけではないので、この2週間ぐらいのところですかね。あとトラッキングと、ある程度のライブBP入ってみて、よかったら出るって感じなので、そこは、どうなんですかね、トレーナーはたぶんわかっていると思いますけど、僕の方で詳しくは共有はしてないかなと。Q.これくらいかなと思う数字とデータは一致してる?それとも思ったより出ている?A.思ったよりは出てましたね。ただアリゾナなのでちょっと飛びますし、打球もちょっと速くはなるので、そこを考慮すると、まあイーブンくらいかなという感じです。Q.スイングは通したいところに通せている?まだずれがある?A.BP(バッティング練習)のボールなので、そんなに、ずれがまだすごい出るという段階ではないですし、まあスイング自体は悪くはない段階かなと思います。

Q.2019年よりも段階が早い。経験が生きている?A.もちろん、焦りなく、どのくらいのペースでやっていけばいいのかというのはわかっている分、あまり焦りとかはないですけど、まあでも傷口の回復具合だったりとか、そのあとの、伸展とか、屈曲の動きだったりとかっていうのは、単純に前回よりもいいかなって感じはあったので、それは今もあまり変わらないですし、まああと投げてみてからのステップはちょっとまだわからないかなという感じです。

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2/9 キャンプイン “強度は100に近い”

「バッティング練習の強度は100%に近い」

ついに大谷翔平選手の2024年のキャンプがスタート。ドジャースのキャンプ地はアリゾナ州グレンデール、韓国での開幕戦があるため、ほかのチームより早いキャンプインだ。

去年受けた右ひじの手術からの復帰を目指す大谷選手は取材対応の後は屋外の練習場には姿を見せず、リハビリをかねたメニューをこなした。今後、別メニューで調整を行っていくとみられる。ーー キャンプ初日の取材対応 一問一答 ーー

Q.ドジャースで初のキャンプ、どういうキャンプにしたいか。A.新しいチームなので1年目のつもりで、まず環境に慣れる、チームメートに慣れることが最優先かなと思います。Q.リハビリの現状は?A.強度は100に近いので、マシンだったり実際の投手の球を打つ段階に進んでいくかなと思いますね。Q.バッティングコーチとはここまでどうか。A.まずはお互いに知ることからだと思うので、僕のバッティングの感覚だったりとか、どういうふうにバッティングのプロセスを進めていく、チームとしてどういうふうにプロセスを進めていくのか理解しながら、まずはそこからかなと思います。

Q.緊張はあるか。A.今のところみんないい人ですし、いい人というか話しやすい人たちばかりかなと思うので、まだ会ったことない選手ももちろんいるので、あいさつをたくさんの人にするのでまずはそこからですけど、今のところは楽しくやれているかなと思います。Q.シーズンに向けてピッチャーとしてのリハビリを兼ねて準備する難しさはどういうところにあるか。A.初めてではないので、2019年ですかね、同じような感じでやってますし、ある程度のプロセスは理解しているので、前回よりもスムーズにいくのではないかなと思っています。Q.チームの関係者とのコミュニケーションは自分から行くか、待っているか。A.みずから行きますね。基本的にはみずから行きますけど、さっきも言いましたけどけっこういろんな人にあいさつするので、まずは2回目あいさつに行かないように、一発目で覚えられるように、もし行ったときは勘弁してほしいなと思います。

Q.会うのを楽しみにしていた選手はいるか。そのなかで実際に会った選手はいるか。A.楽しみにしてた、うーん、楽しみにしてたというか、ビューラー選手とラックス選手とかはずっと、1か月前ぐらいから、ドジャースタジアムで一緒にやっていたので、楽しみにしていたというよりは、最初に会った2人が、なんか楽かなとは思います。Q.バッティングに関して、もう一段階次のレベルがあると思うか。A.バッティングはそうですね、もう、1段階と言わず、まだまだあると思っているので、入る打線によってやることも変わってきますし、ただ自分の磨く技術だったりは変わらないので、そこはまだまだ先があるかなと思っています。Q.ことしのシーズン中のルーティーンはリハビリがあるので、例年とは変わるか。A.変わらないですね。Q.今シーズン、スプリングトレーニングのなかでは、何を大事にしていきたいか。A.さっきも言いましたけど環境に慣れることが一番かなと思うので、まずはチームメート、コーチ、スタッフ、コミュニケーションが先かなと思いますし、その先は、毎年キャンプでやることは変わりはしないので、ただ投げることはまだ1か月ぐらい先なので、そこはとりあえず考えずに、バッティングのことだけ考えて、あとは走ること、けがをせずにしっかりとシーズンを乗り切れるように、コンディションを整えたいと思います。

Q.キャンプ地の施設の印象は。A.まとまってるなっていう。コンパクトに。必要なものがまとまってて使いやすいなって印象が今のところは、使っているところも限られていますし、まだグラウンドには出てないので、そういう印象かなと思います。Q.前のチームと違うものはありますか。A.大きくは変わりはしないかなと思いますけど、トレーニングに関しては、一緒にやるスタッフによって多少、毛色が違ったりするので、そこもコミュニケーションですね。自分がどういうトレーニングをまず優先したいのか、時期によって優先したいのかとか、その人がどういうトレーニングを推奨しているのかによっても、そこも話し合いながら決めたいなと思っています。

Q.オフに例年のようなトレーニングできなかった分、どうやって補っていくのか。A.バッティングでも去年かなり良い感じがつかめていたので、基本的にはそれを継続するところと、微妙に変えにいくところとかなと思うので、今のところは大きく変えてないですし、必要なところはところでまた調整しながら、キャンプ中に直していけたらいいんじゃないかなと思っています。Q.今シーズン軸になっていきそうなものが見つかった?A.というか、何をすれば良い状態を維持しやすいのかとか、そういう調整法も含めて、なんでこうなっているのかというのを理解すれば、好調を維持したりとか不調をはやく脱したりとかしやすいのかなと思うので、そこは去年よかったんじゃないかなと思います。Q.山本選手は大谷選手にとってどんな存在ですか。A.今ですか?チームメートですかね(笑)

Q.今後どう2人でチームを支えていきたい?A.日本人だからっていうのは日本語でコミュニケーションとりやすいっていうのはありますけど、そこはもうチームメートのひとり、むこうもそうだと思いますけど。そこは別に、日本人だからとか関係なく、全員がチームメートですし。ただロッカーも隣なので、話す機会はもちろん多くなるかなと思うんですけど、1年目なのでわからないこととかあれば僕の方が知っている部分もあると思うので、そういうところは一緒にやっていけたらと思います。Q.子どもたちも含めてどんなメッセージをキャンプの姿から伝えたいか。A.特に伝えたいことはないですね。シーズン前のやるべきことをやる場所だと思っているので、当然こうやってメディアの人の前でしゃべる機会っていうのはオフシーズンより増えてきますけど、それはそれとして、やることは変わらずに、まずはシーズンに向けて準備する大事な期間だなとは思っています。Q.ベッツ選手や山本投手とロッカーが隣。どんな会話をしたか。A.ムーキーはこの間、ちょこっとファンフェスタの時には会っているので、軽く会ったぐらいでまだたぶんこっちでは会っていないので。由伸は昨日も会って、それなりに。さっき新しい通訳さんとも話しましたけど、これからかなと思います。

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2/3 “ワールドシリーズの優勝だけを目指して”

「ワールドシリーズの優勝だけを目指しているので、ファンのみなさんと一緒に戦えたら最高です」

青のユニフォーム姿のファンで埋まったドジャースタジアム。この日、ファンの前に初めて姿を見せた大谷選手はトークショーに臨み力強く語った。その言葉が冒頭の優勝への思いだ。トークショーではエンジェルス時代を振り返りながら「(エンジェルスカラーの)赤とは真逆なので、ようやくドジャースに来たと実感している。ドジャースのチームの一員になったと感じている」と話した。

また、通訳の水原一平さんとの関係性について聞かれると「ビジネスの関係なので友達ではなく割り切って付き合ってる」と冗談を交えて答え会場の笑いを誘った。

ーー イベント後の一問一答 ーー

Q.ドジャースのファンに会うのは初めてだが心境は?A.楽しみ。きょうは試合があるわけではないので、単純にあいさつと、雰囲気を楽しめたらいいかなと思います。Q.現在のリハビリ、バッティングの状況は?A.バッティングはティーとトスバッティングを大体100%くらいでできる感じなので、アリゾナに入って、マシン打撃などから始まってくるかなと思います。Q.韓国の開幕戦には間に合うように進んでいる?A.そうですね。今も大体スケジュール通りには来ているので、特に遅れてもなく無理矢理早めているわけでもないので、順調にいけばそのまま、もともと間に合うスケジュールでは来ているので、そのままのスケジュールで行けば間に合うのではないかと思います。Q.キャッチボールはもう始めている?A.キャッチボールはまだですね。アリゾナに入って軽いスローイングから始まって、その後はピッチングの方は若干慎重気味に行くんじゃないかと思っているので、1回目の手術よりスムーズに来ているかなという印象はあるかなと思います。Q.チームメートとなじんできた印象はある?A.きょう初めて会う選手もいるので、大体今ここでやってる選手たちはほとんど同じメンバーというか、何人か同じメンバーでやってるので、そういう選手とはコミュニケーションとったりします。きょう初めて会った選手のほうが多いかなと思います。Q.強化してる部分は。A.全部ですね。

Q.チームが変わって責任も増えて、ことしは今までと違う気持ちあると思うが。A.責任はより重くはなると思いますけど、やること自体は変わらないと思いますし、これまでも金額うんぬん関係なくベストは尽くしてきていると思っているので、そういうのは変わらずに継続したいなと思っています。Q.リハビリによるオフシーズンの体作りへの影響を感じている?A.コンディショニングは、やっぱり最初の1か月くらいは動けなかったので、動けないなかでしっかり食べて回復もさせないといけないし、その分体重ももちろん増えるので、最初は若干減量気味から入って、上半身は特に重いウエイトも使えないですし、まあ今は使えますけど、ちょっとマイナスからのスタートになるというのは、例年のオフとはちょっと違うかなと思います。Q.チームにもたらしたい雰囲気みたいなものはあるか。A.ないですね。僕は1年目のつもりで入るので、このチームの1年目ですし、それは今までエンジェルスでやってきた年数というのはないものだと思って、新たなスタートだと思ってやりたいと思ってます。Q.デコピンはキャンプや遠征は一緒に?A.キャンプは行きますね。シーズン中の遠征は行けないと思うので、物理的に。Q.上半身は重点的にやってきた?A.いやそこまで、どちらかというと下半身メニュー、上半身は重いものを扱えなかったので。最近になってようやくやってますけど、最初の段階から今までのところは8割くらいは下半身メニューが多かったので、そっちのメニューが多かったかなと思いますね。Q.制限はなく練習もフルでやっている?A.バッティングの制限はないですね。ないというかほぼ100にはなっているので、スイングの力とか、その動作では制限はないですけど、トレーニングでのポジション的に、そこで力を入れない方がいいポジションでのメニューはあまりやってないです。安全な範囲でのものはやってますけど。

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1/27 英語でのスピーチ 授賞式で

「今の自分のプレーができているのは絶え間ない応援のおかげ」

大谷翔平選手は昨シーズンのMVP=最優秀選手の授賞式に出席。英語でスピーチし、「本当に光栄です。今の自分のプレーができているのは絶え間ない応援のおかげです」とファンや関係者へ感謝の気持ちを伝えた。ーー スピーチの主な内容 ーーこの賞をいただけて、本当に光栄です。私が今のようなプレーができているのは日本からの絶え間ない応援のおかげです。(エンジェルスについて)6年間ありがとうございました。プレーする機会を与えてくれたことに感謝しています。(今シーズンに向けて)ドジャースのみなさま、私を信じてくれてありがとうございます。キャリアの次のステージを楽しみにしています。

Y M

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「記録破りのホームランだ!」大谷翔平メジャー史上初の「43-43」達成に米記者からも絶賛の嵐「まだ9月にもなっていない」

ドジャースの大谷翔平は現地時間8月30日(日本時間31日)、敵地で行われたDバックス戦に「1番・DH」で先発出場。8回に2試合ぶりの43号本塁打を放ち、この試合、今季43個目の盗塁も記録しており、史上初の「43本塁打&43盗塁」を達成した。 【動画】ついに前人未到の領域に!大谷翔平が43号本塁打で「43‐43」達成のシーン  大谷はこの試合、3-2で迎えた2回一死一、三塁の第2打席で右ひじ付近に死球を受け出塁。その後、二盗を決めて「43盗塁」をマーク。その後、8回二死無走者で迎えた第5打席で左翼席へ43号ソロを放った。打球速度99マイル(約159.3キロ)、打球角度32度、飛距離380フィート(約115.8メートル)だった。  会心の一発にダイヤモンドを1周する際には右手を突き上げ、ガッツポーズで喜びを示した。  メジャーでも史上初となる「43-43」の記録。新たな歴史を作った大谷に称賛の声が集まっている。ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カマラス記者は自身のXにホームラン動画を添えながら、「オオタニがドジャース最初のシーズンで記録破りのホームランを打った!」とレポート。  続けてMLB史上初の43本塁打、43盗塁を達成した「唯一の選手」になったとしながら、「まだ9月にもなっていない!」と8月中の記録達成に驚く姿勢も示した。  最近は好調をキープしていることで「50-50のシーズン達成は十分可能です」という見方も示した。  大事な首位攻防第1ラウンドは先発のC・カーショーが早期降板というアクシデントもありながら、最終的には大谷の一発も効き、10-9と逃げ切った。  いよいよ大谷が求める「ヒリヒリするシーズン」に本格突入。背番号17の勢いは止まりそうにない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部

メジャー通算696本塁打のレジェンドが来日、大谷翔平を絶賛「あと10試合くらいあれば『60―60』」

ヤンキースなどでメジャー史上5位の通算696本塁打を放ったA・ロドリゲス氏(49)が16日、都内で行われたトークショーに出席し、NPB通算171本塁打の糸井嘉男氏(42)らとともにドジャース・大谷翔平投手(30)らについて語った。 ロドリゲス氏はドジャース―ヤンキースのワールドシリーズも解説として試合を観戦し、ドジャースのワールドチャンピオン決定後には米中継局「FOX」の番組内に大谷を招いて話をしていた。イベント前には自身のインスタグラムには東京観光を楽しんでいる様子も投稿していた。 大谷を含めて6人しか達成していない「40―40」(40本塁打&40盗塁)を達成した経験も持つロドリゲス氏は「(40―40は)本当に難しい。普通はものすごくパワーがあると足はそこまで速くない。逆に足が速いとパワーがそこまでない。両方を持っているのはユニーク。完璧に調子がよくない限りできない。あと10試合くらいあれば『60―60』くらい達成できたと思う。集中力は本当にすごい」とたたえていた。 さらに大谷の能力については「簡単に言うと1人だけど3人の選手みたいな組み合わせ。投手でロジャー・クレメンス、打者でバリー・ボンズ、リッキー・ヘンダーソンくらい足が速い。それの組み合わせ。本当に素晴らしい」と絶賛していた。 ◆アレックス・ロドリゲス(Alex Rodroguez) 1975年7月27日、米ニューヨーク州生まれ。49歳。愛称は「A・Rod」。93年のドラフト全体1位でマリナーズから指名を受けて入団。94年にメジャーデビューすると、96年には首位打者に輝いた。1998年には42本塁打、46盗塁で「40―40」を達成。2001年にレンジャーズ、04年にヤンキースへ移籍。本塁打王5度、打点王2度、MVP3度、シルバー・スラッガー賞10度(遊撃7、三塁3)。16年まで通算2784試合に出場して3115安打、696本塁打、2086打点、打率2割9分5厘。引退後は野球解説者などを務めている。

「日本のエースたち!」大谷翔平&山本由伸が今永昇太と再会に「最高」「誇り」と反響…MLBが公開

◆米大リーグ ドジャース―カブス(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)とカブス・今永昇太(31)が再会した。MLBが9日(日本時間10日)、公式インスタグラムを更新し、3ショットを公開した。 「今夜の試合前に今永昇太が大谷翔平、山本由伸と再会」と記され、グラウンド上で話し込むショットや、大谷が帽子を外して深く頭を下げて今永と握手するシーンの動画がアップされた。 この投稿には「大谷はなんと礼儀正しいんだ」「日本人はエレガントだ」「ショー(翔平)とショー(昇太)の対決が楽しみ」「日本のエースたち、最高ですね。誇りです」「鈴木誠也はどこ?」などの声が寄せられていた。 ドジャースはこの日から本拠・ドジャースタジアムで今永、鈴木誠也外野手(30)が所属するカブスと3連戦が開始。10日(同11日)には山本と今永がそれぞれ先発で日本人対決の実現が予定されている。

夢の世界一 大谷翔平の次なる目標は「来年の開幕をもちろん目指しています」二刀流での新伝説

WS制覇を果たし、シャンパンファイトでトロフィーを掲げる大谷(AP) ◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)が、メジャー7年目にして悲願の世界一にたどり着いた。ド軍は30日(日本時間31日)、ワールドシリーズ(WS)第5戦の敵地・ヤンキース戦で最大5点差を逆転して7―6で勝ち、4勝1敗で20年以来4年ぶりにWS制覇を果たした。「1番・DH」で先発出場した大谷は、左肩亜脱臼の影響もあり4打数無安打に終わったが、「最高の終わり方、最高の一年」と望み続けた勝利の美酒に酔った。 無我夢中でベンチから飛び出した。恋い焦がれた世界一。大谷は歓喜の輪の中で笑い、新しい仲間と抱き合った。開幕直後に元通訳の水原一平氏と決別。思いがけない試練から始まった今季だが「最高の終わり方ができて、最高の一年だったなと思います」。2月に結婚を発表した真美子夫人、愛犬デコピン。最愛の1人と1匹が支えになった。 シャンパンファイトではワールドチャンピオンのトロフィーを掲げ、格別な美酒に酔った。左肩の痛みも忘れ、かけまくり、浴びまくった。「WBCの時もやりましたけど、日本の場合はもう少し控えめな感じがあるので。こっちの方が豪快というか、そういう楽しみ方」と頬を緩めた。 7年目で初のポストシーズンは16試合で打率2割3分、3本塁打、10打点。WSでは第2戦で盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼。「けがした直後はもう無理かなと思った」という状況から強行出場を続けたが、5試合で1割5厘と不完全燃焼に終わった。この日も4打数無安打。だが、チームは5点を追う5回に敵失の隙から一挙5得点。1点を追う8回には犠飛2本で再逆転した。WS制覇をかけた試合での5点差逆転は史上初。フリーマン、ベッツらが手負いの大谷をカバーした。 喜びを爆発させる大谷(AP) 大谷の「準備力」に同僚も舌を巻く。試合に臨む姿勢を参考にしているというT・ヘルナンデスは「翔平は自分を信じて、やるべきことを毎日やって生きてるんだ。打てないからって普段と違うことをするところは見たことがない」と証言する。DH専念の一年。どんな相手、場面でもブレずに「自分の打席」を送ることに集中した。 ドジャースには“常勝の土壌”が根付く。試合中も室内ケージで打撃練習をしている大谷の後ろには大抵、順番待ちの選手がいる。自然とお互いの特徴を熟知するようになり、助言を交えた白熱した議論が起きることは日常茶飯事。全員が時に“コーチ”になる。そんな環境下で大谷が信頼を勝ち取るのは必然だった。「自分がどう準備するか、それに何時間かけるのか。うちの選手は非常に勤勉だ。だから翔平を見て、ルーチンを守って準備しているんだと周囲が理解したんだよ」とマッカロー一塁ベースコーチ。大谷と同じ左打者のラックスはよく意見を求めている。結果だけではない。過程の段階があるから、万全でなくても必要とされた。 花巻東高時代の人生設計シートには「26歳 ワールドシリーズ優勝、結婚」と記した。4年遅くなったが、同じ年(結婚発表時は29歳)に実際両方かなえた。「(WS優勝は)もっと早くする予定ではあったんですけど」と頭をかいたが、次なる目標は定まっている。「(二刀流で)来年の開幕をもちろん目指していますし、(18年の)1回目の(右肘)手術に比べていいフィーリングを得ているので」。一刀流で数々の伝説を生んだ今季から、東京で開幕する来季は投手としても再始動する。奇跡のような物語はこれからも続いていく。(中村 晃大) ◆日本人選手の過去のワールドシリーズ制覇 ▽98年伊良部  (ヤンキース)※WS出場なし ▽05年井 口  (Wソックス) ▽06年田 口  (カージナルス) ▽07年松坂、岡島(Rソックス) ▽08年田 口  (フィリーズ)※WS出場なし ▽09年松 井  (ヤンキース) ▽13年上原、田沢(レッドソックス) ▽24年大谷、山本(ドジャース) ※注 99年伊良部(ヤンキース)、08年井口(フィリーズ)、09年井川(ヤンキース)、16年川崎(カブス)は所属チームがWS制覇も、WSで登録されず。

「あまりにも綺麗」大谷翔平 初優勝で登場した真美子夫人にファン悶絶「ガチ美人」

の文字が。背中には、大谷の背番号である17が記されていた。   デコピンと大谷と記念撮影をしたり、デコピンとともにチームメイトに笑顔で挨拶をする様子がテレビでも中継。真美子夫人が公の場に姿を見せるのはオールスターゲームのレッドカーペット以来。久々の登場に、視聴者からは歓喜の声が上がった。   《真美子夫人のビジュが大爆発しとる あまりにも綺麗》《真美子夫人美しすぎる デコピンかわええ》《デコピンちゃーーんと真美子夫人も一緒に見られるなんて 眼福やーーーー》《真美子夫人ガチ美人すぎて涙出てくる(情緒不安定) 大谷くん真美子夫人デコピンの3ショット、あまりに美しい》

「尊い」「見てるだけで幸せ」真美子夫人 優勝後にグラウンドで見せたレアな“家族団らんシーン”にファン感激

現地時間9月26日(日本時間27日)に行われたホーム最終戦で、2位のパドレスに勝利し、地区優勝を果たしたドジャース。ドジャースにとっては3年連続だが、今年からチームに加わった大谷翔平(30)にとってはメジャー移籍後初の優勝。エンゼルス時代には、個人としては二刀流で大活躍をおさめたものの、チームとしては勝てない日々が続いた。それだけに喜びもひとしおのようで、勝利が決まった瞬間、ガッツポーズでベンチを飛び出して、チームメイトと笑顔で抱擁するなど感情を爆発させていた。そして試合後には、チームの家族もグラウンドに祝福すべく駆けつけ、その中にはもちろん今年2月に結婚を発表した真美子夫人(27)と愛犬・デコピンの姿も。談笑したのち、大谷の呼びかけでデコピンとともにメディアなどの写真撮影に応じた2人。そして、撮影タイムが終わると、今度は“家族水入らず”の時間に。真美子さんが自らのスマートフォンを手に、デコピンを抱える大谷とともに自撮りを始める。なかなかじっとしてくれないデコピンに、2人が見つめ合いながら爆笑する場面も。普段はあまり見せない珍しい“家族団らんのシーン”にX上では感激の声が寄せられた。《デコピンと真美子さんにほっこり。3人で自撮りしていてほっこり》 《真美子さんが!デコピンと大谷くんで自撮り!!尊い》 《真美子さん美しいし感じもいいし最高じゃないですか。自撮りも微笑ましい》 《見てるだけで幸せになる、最強ショットですね》

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