◆米大リーグ ドジャース6―1ホワイトソックス(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースが1日(日本時間2日)、本拠地・ホワイトソックス戦に日本人コンビの活躍で快勝し、2連勝とした。54勝32敗で貯金が今季最多の22。「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(30)は30号ソロを放ち、先発した山本由伸投手(26)は、7回98球を投げて3安打1失点、8奪三振で8勝目を上げた。
大谷は「最初の2打席は抑えられましたし、3打席目で最後いいスイングができたので。今日は由伸が素晴らしい仕事をしてくれたので、良かったなと思います」と振り返った。球宴のファン投票ではパヘスら球団別最多の7人が最終投票に進んでいる。ファン投票ではない先発投手の山本を含め「みんなそうですけど、(球宴選出に)ふさわしい成績じゃないかなと思うので。ドジャースから多くの選手がオールスターで一緒にプレーできればうれしいなと思います」とほほ笑んだ。
2打席目までは二ゴロ、空振り三振で11打席連続無安打と快音が響いてなかったが、5―1で4点をリードした4回2死走者なしの3打席目に3試合ぶりの30号ソロを放った。4球目のファウルチップが球審の膝付近にあたってドジャースのトレーナーらが駆けつけて大谷も心配するアクシデントがあって一時試合が中断したが、フルカウントから、先発右腕・スミスの内角の90・3マイル(約145・3キロ)のスライダーを振り抜くと、打球速度が今季自身2位の116・3マイル(約187・2キロ)、打球角度42度で高々上がった打球は、右翼席最前列へ飛距離408フィート(約124メートル)で吸い込まれていった。シーズン30本塁打は5年連続5度目。リーグ最速での到達となった。