風俗店従業員が他人のクレジットカードを不正使用し、ゲームやiPadを“買い物三昧”していたとして逮捕されました。逮捕されたのは42歳の鈴木広文容疑者で、昨年8月から10月にかけて、総額130万円相当の商品を不正に購入した疑いが持たれています。
鈴木容疑者は、他人名義のクレジットカードを使用し、近くのアパートに設置した宅配ボックスに商品を届けさせていました。驚くべきことに、彼はこの宅配ボックスを無断で設置し、そこに届いた商品をこっそりと回収していたのです。さらに、彼は転売を行い、利益を得ていたとされています。
では、鈴木容疑者はどのようにして他人のクレジットカード情報を入手したのでしょうか。彼はSNSで「クレジットカード情報を売ります」という投稿を見つけ、高い匿名性を持つアプリを通じて5000円から6000円で情報を購入していたことが明らかになっています。これまでに少なくとも20件以上の他人名義のクレジットカードを使用し、不正購入の総額は600万円以上に達すると見られています。
鈴木容疑者は、取り調べに対し「借金の返済と生活費に当てるためにやった」と供述し、警察に見つからないようにするための手段だったと認めています。この事件は、クレジットカード詐欺の新たな手口を浮き彫りにしており、社会に衝撃を与えています。警察は、今後も捜査を進め、同様の犯罪を防ぐための対策を強化する方針です。