マクドナルドの新しい「ちいかわ」ハッピーセットの発売に伴い、都心部の店舗で前例のない混雑が発生し、顧客は最大で1時間以上待つ状況となっています。この混雑は、5月16日に提供が開始された人気キャラクターとのコラボレーションによって引き起こされ、多くのファンが店舗に殺到したと考えられています。特に昼食時には、レジ前に長蛇の列ができ、店舗内は混乱を極めました。
東京都内のある店舗では、モバイルオーダーを利用した顧客も通常の数倍の時間を要し、商品が提供されるまで待たされる事件が発生しました。SNS上では「マクドナルドで60分待ち」といった驚愕の声が広がり、長時間の待機に業を煮やした一部の客は、従業員に注文のキャンセルを求める場面も見受けられました。
さらに、デリバリーサービスにも影響が及び、多くの店舗では配達スタッフが注文の準備状況を尋ねるシーンが目撃されました。一般的に、マクドナルドでは注文番号をカウンター上のモニターに表示し、客が自分の順番を確認できるシステムを導入していますが、この日は予想を超える注文が集中し、表示が追いつかない状態に陥りました。このため、顧客は自分の注文がどの段階にあるのか確認できず、さらなる混乱を招きました。
この事態を受け、インターネット上では様々な意見が飛び交っています。「ちいかわ」の人気は社会現象とも言えるほどで、「マクドナルドの店員さん、本当にお疲れ様」といった声も多く見られました。一方で、「冷静な対応が必要なのに現場はパニック状態だろう」との指摘もあり、多くの人々が厳しい状況を理解しつつも、店舗の混乱に対する不満を表明しています。
この混乱は一時的なものではなく、今後も続く可能性があると考えられています。顧客が長時間待たされることで、店舗の運営にも影響を及ぼすことが懸念されています。マクドナルドの関係者は、このような混乱が予想外だったのか、それとも「ちいかわ」の人気を考慮した上での事態だったのか、今後の対応が注目されます。