東京・渋谷区のバー従業員が、マッチングアプリを悪用して障害者を狙った“ぼったくり行為”を繰り返していたとして、警視庁が男女3人を逮捕しました。彼らは、今年1月に知り合った男性をバーに誘導し、飲食代金や金のネックレスを含む約190万円を強引に取り立てた疑いが持たれています。
逮捕されたのは、バー「クイーン」の従業員、菅原リ奈容疑者を含む3人。警視庁によると、彼らはトランプゲームで負けた方が飲み物を注文するという口実を使い、高額な請求を行っていました。特に、障害者をターゲットにした手口が問題視されています。
ある資格障害の男性は、「1晩で合計68万9千円もの請求を受けた。女性に見せられた伝票に気づかず、騙された」と怒りを露わにしています。警視庁の調査によれば、彼らは昨年9月からの8ヶ月間で54人から8000万円以上を不正に得ていたと見られています。
警視庁は、これらの行為が単独の犯行ではなく、背後に別の指示役がいる可能性があるとみて捜査を進めています。匿名動機で行われたこの犯罪は、社会に衝撃を与え、多くの人々の信頼を裏切るものであり、今後の展開に注目が集まっています。