5月6日、国民的アイドルグループ・嵐が2026年5月いっぱいで活動を終了することが電撃発表された。 ■【画像】大野智、タトゥーびっしり流出にSNS衝撃、一方ファンが感動した二宮のタトゥー姿 嵐は1999年9月に相葉雅紀(42)、松本潤(41)、二宮和也(41)、大野智(44)、櫻井翔(43)の5人でデビュー。国民的アイドルグループへと成長し人気を博してきたが、大野が2017年6月に「自由な生活をしてみたい」とメンバーに打ち明け、グループは2020年末での活動休止を決定。以降、大野は芸能界を離れていた。 2026年春頃にコンサートツアーを行ない、それをもって活動終了する、と今回発表した嵐。大野にとっては4年半ぶりの再始動となる。ラストイヤーだった20年末にはコロナ禍でファンに直接感謝を伝えることができなかったことも踏まえ、以下のコメントを発表した。 《およそ1年半ほど前から、折を見て5人で集まりまして、“もう一度嵐として活動する”ことについて話し合いを重ねてまいりました。 しかしながら、私たちを取り巻く環境は変化し、それぞれの環境も以前とは形を変える中で、なかなかその答えにたどり着くことは簡単ではありませんでした。 時間をかけて、何度も話し合いを重ね、みんなで出した結論は、もう一度集まって、嵐としてのコンサートを行い、コロナによってかなえられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了するということでした。活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした》 「活動終了、言い換えるとグループは解散となってしまうわけですが……ただ、ついに嵐が、そして大野さんが再始動するということでファンは大興奮です。大野さんの復帰はファンの間でも望み薄だと言われていただけに、なおさらですよね」(女性誌編集者) 大野は芸能活動休止後、沖縄・宮古島でのリゾートホテル経営が何度も報じられたものの、一向に活動再開の気配を見せてこなかった。大野は長年の芸能活動で心身ともに酷く疲弊し、本当は完全引退するつもりだったとも言われてきた。 「活動休止中にも大野さんを巡る報道は多く出ましたが、特に昨年10月末の『女性セブン』(小学館)の報道はインパクトがありましたよね。大野さんの左腕、上腕三頭筋のあたりにタトゥーが彫られていることがはっきり分かる写真が掲載された際には、強いショックを受けるファンも多かった。旧ジャニーズではタトゥーがNG視されていたこともあり、ファンにも“もう復帰する気がないのでは”と衝撃が走りました」(前同)
■タトゥー以上にファンが悲しんでいるもの
大野の復帰に対しては《大野くんの復活はもう無理なのかなって感じてた でもちゃんと戻って来てくれて嬉しい 来年のツアーが最後だとしても》など喜びの声が多く寄せられている一方で、 《大野くんがタトゥーをいれた時点で解散引退は覚悟していたけど復活コンが終了コンになるとはね》 《大野くんに対してはただただ幸せでいて欲しいなって言う気持ちと、タトゥーと髭は辞めてくれって言う気持ち。お別れの時間をくれてありがとう》 《大野君刺青入れてるからもう戻らないんだろうなと思ってたら最後にライブやるんだ》 と、やはりタトゥーに複雑な思いを抱えているファンも少なくない。 「タトゥーを隠すとなれば、デビュー曲『A・RA・SHI』で着たことで有名な、雨合羽のようなデザインの衣装はもう着られないんじゃないか、という懸念の声もありますね。そして、今回のコンサートを最後に、今度こそ芸能界を引退するのでは、という意見も少なくありません。 ですが、ファンの間では大野さんの復活を受けて、タトゥーの件以上にファンから悲しみの声が浮上している話題があるんですよね」(前出の女性誌編集者) ファンが悲しみの声を上げていること——それは、かつて大野が大活躍を見せたテレビ番組での“伝説のやり取り”がもう見られないことだ。 「今年1月23日に芸能界を引退した中居正広さん(52)、とんねるず・石橋貴明さん(63)がMCを務めていた音楽番組『うたばん』(TBS系/1996年〜2010年)での、“下剋上コント”ですよね。まだ駆け出し中だった嵐のメンバー、特に大野さんが中居さんに悪態をついて、それに中居さんがマジギレする、という“コント”が大好評だったんです」(前同) “下剋上コント”は、『うたばん』の終了後もファンから愛されてきた。中居氏がMCを務めた19年7月放送の『音楽の日』(TBS系)に嵐が出演した際に、中居氏が「(来年で活動休止ですけど)大野くんはどうなんでしょうかね」と丁寧に尋ねるも、大野はそれに「お前が休め」と“暴言”を吐いて——というやり取りが行なわれたこともあった。 「ただ、中居さんはもう芸能界を引退し、その理由が“女性トラブル”。女性への行為は『性暴力』と認定されてしまったわけで……過去のVTRが使われることもない、ということですよね」(同)
■下剋上コント復活は「叶わぬ夢」に…
2024年末、中居氏に女性トラブルが報じられ、今年1月23日に中居氏は芸能界引退を発表。同トラブルにはフジテレビの幹部社員の関与も報じられ(フジテレビは否定)、「中居氏・フジテレビ問題」として社会を揺るがす大ニュースになり、3月31日に第三者委員会が公表した調査報告書では、中居氏の所業が「性暴力」だと結論付けられた。 また、中居氏と同じく『うたばん』のMCだった石橋は、4月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で、前述の第三者委員会の報告書内に登場したハラスメント行為を行なった《番組出演者》だったことが報じられたほか、同16日にはかねてより公表していた食道がんに加え、咽頭がんも併発していたことが、所属事務所から公表されている。 そうした事情もあるため、 《嵐復活したら、うたばんも一夜限りの復活して中居くんと大野くんの名物いざこざまた見れると思ってましたよ。叶わぬ夢です》 《嵐が解散前にうたばん復活して、大野くんが中居くんに暴言吐くのをもう一度見たかったけど、残念ながら中居くんが…》 《うたばんの嵐ゲスト回が好きだったんだけど今となっては2億%見られないものになってしまいましたわね》 《欲を言うなら嵐が期間限定で活動するなら、特番でうたばん見たかった》 など、嵐の復活を受けての、大野と中居氏の下剋上コントが“叶わぬ夢”となったことを悲しむ声が多数寄せられているのだ。 「嵐の先輩グループ・V6が21年11月に解散することになった際には、各局でV6の足跡を振り返ったり、冠番組『学校へ行こう!』(TBS系/1997年〜2005年)の特番が“完結編”として放送されたりという多くの“解散セレモニー”がありました。嵐も休止直前まで放送されていた『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)など多くの代表番組があって、各局に過去映像も豊富です。多くの振り返り放送が行なわれるでしょうね。 しかし、多数のファンが嘆くように、『うたばん』の下剋上コントはもうテレビの電波には乗ることはないでしょうね……」(制作会社関係者) 中居氏をカットしての放送は不可能な構成の下剋上コント。ファンの“もう一度見たい”という願いは、さすがに叶わなさそうだ——。