「日本の万博は使い捨て」インバウンドが大阪万博に抱く不満とは。“ディズニー級”の質を求めるのは酷?

2025年4月13日に始まった大阪・関西万博。10月13日まで開催される世界的なイベントで、日本ではメディアなどで大きく取り上げられ、日本人の中でも楽しみにしている人は多い。 158カ国と地域、そして7つの国際機関が万博に参加しており、多くの国がパビリオンを展開している。最新の技術などだけでなく、世界最大級の火星の隕石(日本館)やレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆のデッサン(イタリア館)、約2000年前のハスモン朝初期にさかのぼる建築石(イスラエル館)など世界的にも珍しい遺物も大阪に集まっている。 【写真】話題の「万博会場のトイレ」

◆海外の反応は芳しくない?

実は今、日本人のパスポート保有率は17.5%で(2024年調査)、近年、大多数の日本人は国外に出ていない。万博は日本にいながら世界を体感できるイベントで、なおかつ、外国へ旅行に行ってもなかなか見られない珍しい展示品もある。また会場ではいろんな国の人と対話ができる。そういう意味では、万博の意義はあると筆者は感じている。 ただ海外の反応はあまり芳しくないようで、海外メディアをチェックしていても大きく取り上げられていない。ただ実際に万博を訪問した外国人らの報告は、SNSなどあちこちで見受けられる。 そこで今回、それらの声を拾ってみたい。筆者が見ている限り、外国人からもパビリオンの展示などに満足度は高いようだが、ここではネガティブな見方に焦点を置いてみたい。

◆大阪・関西万博で、外国人が不満に思っていること

まとめると、いくつかのポイントが指摘されている。まずは、予約システムだ。主要なパビリオンが予約や抽選システムだったため、来場者は限られた数の体験しかできず、目玉の展示が見られないという残念な状況になっていたという声があった。混雑を避けるために仕方ない部分もあるのだろうが、それでも会場まで来て、目玉展示を見られないのはがっかり以外の何ものでもない。 すでに報道にもあったが、開催が始まってすぐはモバイルデータの接続が不安定だったため、会場内で公式アプリが利用しにくかったという。こうした不便さは、万博の満足度を大幅に低下させるのでストレスフリーにしてほしいものだ。 また会場内の地図が有料だった点に文句を言っている投稿も。確かに、遊園地で館内マップが有料だったら「ん?」となるのは分からなくもない。しかも購入するには長蛇の列に並ばなくてはならないのだ。

◆日本の万博は“使い捨て”のような印象

さらには、万博会場が全体的に万博のために造られた「簡易」なものという印象だ。「2020 ドバイ万博」はスマートシティとして再利用されることが前提となった設計だったが、日本の万博はあくまで一時的な造りで「使い捨て」のような印象を受けたという声があった。 万博を建設した夢洲(ゆめしま)は、2030年にカジノリゾートを開業する予定になっているため周辺のインフラは今後も活用されるが、万博会場自体は一時的に建設されたと考えてしまうのが自然だろう。

◆万博に「ディズニーランド級の質」を求めるのは酷?

さらに細かい点だが、例えば以下のような不満がインバウンドの外国人からは出ている。一部のレストランでは予約が必要でそれすら知らされていなかったり、十分な日陰や雨除けがない。壮大なリング状の屋根も、風雨をしのぐには不十分。またゴミを捨てる場所を見つけるのが困難だったとの声も。 YouTubeなどSNSを見ていると、「2週間後に行くので楽しみ!」「7月に万博に行くので待てない!」といったコメントも多く見受けられる。万博は、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオのような大人気の遊園地ではないので、一時的なイベントである万博に同じようなクオリティーを求めるのは酷かもしれない。 インバウンドの外国人が感じるストレスと日本人来場客が感じるストレスはあまり変わらないように感じる。まだ先の長いイベントなのでできる限りストレスをなくす努力をしてほしいと願う。 この記事の筆者:山田 敏弘 ジャーナリスト、研究者。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフェローを経てフリーに。 国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)、『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本 MI6、CIAの厳秘インテリジェンス』(講談社+α新書)。近著に『プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争』(文春新書)がある。 X(旧Twitter): @yamadajour、公式YouTube「スパイチャンネル」

Y M

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