宝塚歌劇・宙組トップスター・芹香斗亜(せりか・とあ)が27日、東京宝塚劇場の「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle」が千秋楽を終えた。終演後の記者会見の主なやり取りは以下の通り。 ―芹香さんにとって、改めて「宝塚」はどんな存在でしたか。また今後の予定などは。 「その質問は聞かれるだろうなと思って。何て答えようかな、と思ったんですけど。まだ実感がないというか。またお稽古が始まるんじゃないか、と思えたり。 でも、いま現時点では『私の人生で一番ときめくもの』です。今後については、いまから考えていこうかなと。私は学ぶことが好きなので。宝塚でもたくさんの学びを得ましたが、まだまだ知らない世界で自分の学べるものを探していきたい」 ―在団した18年間、さまざまなことを乗り越えられたと思いますが、ちょっと心残りだったこととか、ありましたら、教えてください。 「そうですね。う~ん、心残り、ということは、ないかなと思います。いまは充実して満足して最高の気分です」 ―千秋楽の舞台に立ちながらどんなことを思いましたか。 「改めて宝塚はファンがあって公演が成り立っているんだと、ということ。私自身、一途に支えてくださったファンの方がいて舞台に立てたのだと思いますし。感謝の気持ちしか、ありません」 ―ご結婚の予定とかは。
「そうですね。いまのとろは、ございません」 ―後輩たちへの思いを聞かせください。 「本当にたくさんの思い出がありますし。みんながいなければ、こうやってやってこられなかったので。感謝しかありません。伝えたいことも、思うことも山ほどあるんですけど。ただ、健康で元気に舞台を楽しんでほしい。私も経験上、どこかが痛かったりしたら、自分のパワーを120%出せないので」