◆米大リーグ カブス11×―10ドジャース=延長10回=(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
両軍ともに2ケタ得点となった乱打戦で、カブスがサヨナラ勝ちした。10―10で同点の延長10回無死二塁でハップが右前適時打を放って試合を決めた。
カブスの先発は今永昇太投手(31)。初回にエドマンに8号3ランを浴びると、2回にはパヘスに3号ソロを浴び、6回にもスミスに3号ソロを許し、自己ワーストタイの3被弾で6回途中6安打5失点(自責2)で降板し、勝敗はつかなかった。「1番・指名打者」でフル出場したドジャース・大谷翔平投手(30)は3三振を喫するなど4打数無安打に終わり、第1子の長女誕生2試合目だったが、「パパ初安打」はならなかった。カブス・鈴木誠也外野手(30)は初回に2点適時二塁打を放つなど5打数2安打2打点。試合後には「すごい試合になりましたけど、最後こうやって(サヨナラで)勝てたのはよかったかなと思います」と振り返った。
試合は1回表にドジャースがエドマンの3ランで先取点。直後の1回裏にはカブスが6安打を集めて5点を奪って一気に逆転した。2回にドジャースはパヘスのソロで1点差に迫ったが、5回にはクルーアームストロングが2ランを放ってカブスがリードを広げた。それでもドジャースは2点を追う7回にフリーマンの2点適時二塁打などで5点を奪って試合をひっくり返した。
粘るカブスは8回にタッカーの2ランで1点差に迫ると、9回2死走者なしでアマヤが同点ソロ。10―10と試合を振り出しに戻して無死二塁のタイブレークとなる延長に突入した。10回表にドジャースは3人連続で凡退して得点を奪えなかったが、カブスは先頭のタッカーが初球を捉えて右前安打で1球で試合を決めた。