大阪万博初の土曜日、来場者数が目標に届かず、盛り上がりに水を差す結果となった。開幕から7日目となるこの日、関係者を含む来場者数は10万を超えなかったことが明らかになり、関西での赤字の懸念が一層強まっている。
13日の初日には約1000人、14日は8000人、そして最も混雑した土曜日には4000人の一般来場者が訪れたが、全体の数は依然として目標の15万人には遠く及ばない。特に、関係者を含めた数が水増しと見なされ、一部からは「本当にこの数字で大丈夫なのか」との疑問の声が上がっている。開幕からの平均来場者数は、目標に対して厳しい数字が続いている。
「一般の来場者は8万9000人、関係者は1万5000人。これを合わせて発表するのは不自然だ」といった批判が多く寄せられ、メディアもこの問題を追求すべきだとの意見が広がっている。関係者の数が毎日1万5000人もカウントされる中で、一般市民の参加がどれだけ盛り上がっているのか、疑問視されるのは当然だ。
「このままでは赤字が見えてきた。なぜ関係者をカウントするのか、誰か教えてほしい」との声も多く、関西の盛り上がりとは裏腹に、東京ではほとんど話題になっていないという現実も浮き彫りになっている。万博の成功が期待される中、今後の動向に注目が集まる。
この状況が続けば、大阪万博は本当に成功と呼べるのか。この疑問に対する答えは、今後の来場者数の推移によって明らかになるだろう。関西の熱気が伝わる一方で、数字の裏に隠された現実は、さらなる議論を呼び起こすことになるのは間違いない。