大阪万博の開催が進む中、話題となっているのが「3億円トイレ」の封鎖だ。開幕からわずか2日で多くの来場者がトイレにたどり着けず、漏らす事態が相次いでいる。これに対し、ネット上では「デザイン優先の結果、機能を無視した」との批判が高まっている。
このトイレは、特異なデザインが施されているものの、基本的な使い勝手が考慮されていなかったため、利用者が混乱する事態が発生。トイレの設計に関わったデザイナーへの非難が集中しており、「外見だけでなく、機能性を重視すべきだった」という意見が多く見られる。また、トイレの運営に関しても、初日から問題が続出し、閉鎖の理由が不明な点も不安を募らせている。
トイレの利用者たちは、アプリを56個もインストールする必要があり、手間がかかるとして不満を表明。これに対して「中抜きが多すぎる」との声もあり、プロジェクトの運営が適切でなかったことが指摘されている。さらには、デザインにかける予算が本来の機能を犠牲にしてしまったとの見解も示されている。
大阪万博は世界中から注目を集めるイベントであるが、初期のトイレ問題が影を落とす形となっている。多くの来場者が期待を寄せる中、運営側は迅速な対応が求められている。今後の展開が注目される中、トイレ問題が解決されることで万博全体の評価が大きく変わる可能性もある。デザインと機能性の両立が、今後の課題として浮き彫りになっている。