大阪関西万博が10月13日、夢島で開幕しましたが、初日から多くの不満が寄せられています。184日間にわたり、158の国と地域が参加するこの万博は、「並ばない万博」を掲げ、原則予約制を導入しています。しかし、強風と横殴りの雨に見舞われた初日、来場者たちは長時間の行列を強いられ、多くが「もう帰りたい」とSNSで不満を吐露しました。
「並ばない万博」との宣伝にもかかわらず、実際には入場までに1時間以上も待たされ、寒さに耐える来場者の姿が目立ちました。「今日は本当に天気が悪くて寒い」との声や、「入場検査で混雑していて、どういう想定だったのか」という批判が相次ぎました。このような厳しい状況にもかかわらず、海外からの来場者が多かったため、安全対策として手荷物検査が必須となり、混雑を助長しました。
また、食事をするための待ち時間も長く、約90分待たされるという状況が報告されています。高額な食事を求めて並んでも、未完成の施設に失望する声も多く聞かれました。SNSでは「高い金を払ってストレスを貯めただけ」との厳しい意見が飛び交い、来場者の疲労感が強調されています。
大阪万博の初日は、理想とは裏腹に多くの混乱と不満を招く結果となりました。これから訪れる予定の人々には、天候や混雑を考慮した準備が必要とされるでしょう。万博がこれからどのように改善されていくのか、注目が集まります。