深夜の女子大生番組『オールナイトフジ子』が、未成年メンバーの飲酒問題や、同局の社員の死体発見に関与した事案で大きな波紋を呼んでいる。フジテレビは、3月21日に放送終了した本番組の出演者による未成年の飲酒が発覚し、9日に謝罪を行った。さらに、10日に発売された週刊文春では、フジテレビの藤野男性社員が、現役女子大生グループ「フジコズ」の未成年メンバーとの性的トラブルを起こしていたことが報じられた。
この事案に対し、グループの公式サイトではメンバーの上杉が、未成年であったことを認める声明を発表した。しかし、多くの視聴者はこの問題の根本にある倫理観の欠如を指摘し、被害者である未成年が謝罪を強いられる状況に疑問を呈している。「犯罪はなかった」と言わされているのではないかという声もあり、視聴者の間で怒りが広がっている。
さらに、視聴者は日本のテレビ業界全体への不信感を募らせており、「このような問題が長年続いているのではないか」との声も。最近の報道によれば、フジテレビのスポンサー離れが進む中、今後の再発防止策や責任の所在が問われることになるだろう。
視聴者の中には、「このような番組が放送法で保護されていること自体が問題だ」との意見もあり、業界全体の改革が求められている。テレビ業界の信頼回復には長い道のりが待ち受けているが、果たして今後どのような展開を迎えるのか、注視が必要だ。