大手脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が全国約180店舗を展開する中、従業員の退職届が拒否されるという深刻な問題が浮上しています。3月に発表された全店舗の一時休業に伴い、従業員や利用客は大きな影響を受けています。現役従業員がテレビ番組の取材に応じ、涙ながらに自らの生活状況や運営会社への不満を語りました。
従業員によると、1月から3月にかけて給料が支払われず、生活費を貯金から取り崩すか、借金をするしかない状況です。運営会社は、資金支援やサービスの拡充に向けた準備のために休業を決定したと説明していますが、退職を希望する従業員の退職届は受理されていないという現状が続いています。
このため、退職希望者には「もう一度提出してください」との連絡が来るなど、失業手続きすら進められない状況です。従業員は「このままだと4月も無給になってしまう。つらい」と訴えています。また、運営会社の方針に疑問を投げかける声も上がっており、「従業員や顧客を守れないのに、何を守っているのか」との反応が見られます。
ネット上では、「退職届を出したらすぐに退職すればいい」といった意見や、「給与未払いで退職届を受理しないのは明らかに違法だ」といった指摘も寄せられています。特に、「給与が1ヶ月も未払いなら、もう会社に行く必要はない」という意見が多く見受けられます。さらに、労働基準局に訴えるべきだとの声もあり、法的措置を取る必要性が浮き彫りになっています。
この問題は、企業としての信頼性や従業員のモチベーション、顧客離れにも影響を及ぼすと考えられ、今後の展開が注目されます。ミュゼプラチナムの運営会社は、新たな職場を提供する方針を示していますが、従業員の不安は依然として解消されていません。
このような状況を受けて、法的な支援を求める動きが加速する中、今後の対応が企業の行く末を左右することになるでしょう。