タイのビル崩壊が再び注目を集めている中で、中国の建設業界における手抜き工事の実態が明らかになり、国際的な懸念が高まっています。最近の映像では、中国のコンクリートの柱の内部が砂で構成されていることが確認され、その品質の低さが浮き彫りになりました。この問題は、特に地震の影響を受けやすい地域における建物の安全性に対する疑問を呼び起こしています。
報道によれば、タイのマンション「開花島」の地下駐車場で、使用されていた砂が原因でひび割れが発生し、鉄筋が腐食していることが発見されました。このマンションはわずか4年前に引き渡されたばかりであり、住民たちは不安を抱えています。専門家は、安価な材料を使用した結果として、このような問題が発生したと指摘しています。
中国の建設現場では、コンクリートの中身として発泡スチロールや砂が使用されることが一般的であり、これが建物の強度を著しく低下させる原因となっています。特に、地震によって崩壊したビルの瓦礫からは、鉄筋は存在するものの、鉄骨が見当たらないという状況が報告されています。このことから、建物の構造が非常に脆弱であることが示唆されています。
さらに、中国の建設業界における規制の緩さが問題視されています。安さを追求するあまり、施工業者が品質を犠牲にしていることが、このような危険な状況を生んでいるとの意見もあります。過去には、阪神大震災の際に同様の問題があり、高速道路の柱の内部が廃棄物で満たされていたという事例もあります。
このようなニュースは、特にタイを含む海外の高層マンションやホテルに対する懸念を強めています。住民たちは、自身の安全を守るために、より慎重な判断を求めています。今回の件を受けて、多くの住民が高層コンドミニアムから退去する動きも見られます。
中国の建設業界は、今後どのように信頼回復を図るのか、大きな課題に直面しています。国際的な基準を遵守し、住民の安全を最優先に考える姿勢が求められています。