◆米大リーグ ドジャース5―4タイガース(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、米開幕戦となる本拠地・タイガース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、7回の第4打席で今季2号ソロを放つなど4打数2安打1打点の活躍を見せた。19日の東京ドームでの開幕シリーズ第2戦から2試合連続のアーチで、打率は4割1分7厘となった。
昨季のサイ・ヤング賞左腕のスクバルに対し、3打席目までは一ゴロ、右前安打、二ゴロに3打数1安打だった大谷。1点リードの7回2死走者なしの4打席目は救援右腕・ハニフィーと対戦し、左翼へリードを広げる貴重な2号ソロを放った。開幕から日が空いたが、3試合連続安打で、早くも3戦2発の108発ペースと量産体制に入っている。
昨季ワールドシリーズ制覇を果たし、この日の試合前にはセレモニーも行われ、大谷も参加。「セレモニーをやってまた新たに連覇したいなという気持ちが強くなったかなと思います」と球団史上初の2連覇へ向けて新たな気持ちとなった大谷。ワールドシリーズ制覇を果たした球団の恒例行事となっているホワイトハウス訪問が4月7日(同8日)に予定されているとあって、大谷は「もちろんチームに帯同すると思います」と明言し、トランプ大統領との対面の可能性も高まっているが、「まずは試合に向けてまだ少し時差ボケみたいなのが残っていると思うので、ロード(敵地)に向かう前に完全に治しきって迎えたいと思っています」と気持ちを引き締め直していた。