日本での開幕シリーズを終えた大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が、アメリカに戻って再び行われたオープン戦に出場し、古巣、エンジェルスを相手にフォアボール1つとセカンドゴロで2回打席に立ったあと交代しました。
ドジャースは日本での開幕シリーズを2連勝で終えてロサンゼルスに戻り、23日は本拠地ドジャースタジアムで今シーズン初めての試合となる古巣、エンジェルスとのオープン戦に1番・指名打者で先発出場しました。
試合前には大谷選手が元チームメートのトラウト選手やアデル選手と笑顔でことばを交わし、写真撮影をする場面もありました。日本での開幕シリーズで今シーズン1号のホームランを含む2試合連続ヒットをマークした大谷選手は1回の第1打席、フルカウントからの6球目を見極めてフォアボールで出塁しました。そして、4回の第2打席は、追い込まれてから4球目のツーシームを打ってセカンドゴロに倒れました。ドジャースは5回に1対1の同点に追いつき、なおも2アウト一塁二塁とチャンスが続く場面で大谷選手の打順となりましたが、ここは代打が送られて途中交代となりました。ドジャースはエンジェルスと残り2試合オープン戦を戦ったあと、今月27日からタイガースとの3連戦でアメリカでの開幕を迎えます。
出場メンバーから外れたベッツ「食べることが難しい」
大谷選手やフリーマン選手とともに「MVPトリオ」と呼ばれるベッツ選手は、体調不良のため日本での開幕シリーズ2連戦を欠場し、23日のエンジェルスとのオープン戦も試合直前で出場メンバーから外れました。ベッツ選手は試合中に報道陣の取材に応じ「原因はわからないが、胃がかなり荒れていて食べることが難しい。けさも吐いてしまった。胃以外の体調はいいので、練習をしていると体がエネルギーを求めて食べ物を欲しがるが、食べると吐いてしまう」と自身の体調を説明しました。ベッツ選手はおよそ80キロあった体重が70キロ前後にまで落ち、体型は見るからに細くなっていて、「私はただプレーしたいだけだ。もううんざりで、どうすればいいのかわからない」と心境を明かしました。23日の試合前の練習では、バッティング練習のためにグラウンドに出てきたものの、球団の幹部と話してすぐにダグアウトに戻る様子もありました。ロバーツ監督によりますと、24日のオープン戦は欠場し、その後は27日の本拠地での開幕戦の出場を目指して1日ごとに様子を見る方針だということで、体調を戻して復帰できる時期は不透明です。