新横綱・豊昇龍が春場所での休場を発表し、39年ぶりの不名誉な記録を更新する事態となりました。3月9日に初日を迎えた春場所では、豊昇龍のパフォーマンスに多くの期待が寄せられていましたが、初日から黒星を喫し、9日目にはすでに4敗を記録。特に、元大関の高安に押し倒された際の取り組みは、彼の調子を一層悪化させました。
豊昇龍は、前場所での横綱昇進に対し多くの批判を受けており、今回の結果はそれを裏付けるものとなっています。審判部長の高田川親方は、豊昇龍の立ち合いについて「悪くはないが、相手の圧力が予想以上だった」とコメントし、今後の巻き返しに期待を寄せていますが、ファンや関係者からは厳しい声が相次いでいます。
9日目の取り組み後、豊昇龍は報道陣の取材に応じず、連日の金星配給を受けていることに対する不満が高まっていました。特に、彼の横綱としての資質に疑問を抱く声が多く、元大関の琴風は「横綱としてのプライドを見失っている」と厳しい指摘をしました。
その後、10日目に豊昇龍は右肘のケガにより休場を決定。師匠の竜波親方は、昨年の初場所での負傷が影響していると明かし、ファンや関係者への謝罪の意を示しました。横綱としての休場は1986年秋場所の2ハグロ以来39年ぶりであり、そのことに対する批判は避けられない状況です。
今後、豊昇龍が怪我を克服し、横綱としてふさわしい戦いを見せることができるのか、多くのファンが注目しています。次の春準業には回復次第で参加する意向を示していますが、果たしてその結果がどうなるのか、引き続き注視が必要です。