ミス東大がパリ滞在中に感じた「アジア人カースト最下位」の屈辱体験をSNSで語り、多くの反響を呼んでいます。2020年にミス東大グランプリを受賞した神(24)は、2月下旬からフランス・パリに滞在しており、18日に自身のX(旧Twitter)アカウントでの投稿を通じて、アジア人に対する差別の根深さを訴えました。
神は、エッフェル塔前での写真を共有しながら、「アジア人カーストを再確認している」とつぶやきました。彼女は、パリの地下鉄で大音量の音楽が流れた際に恐怖を感じ、その様子を見た周囲の人々に大笑いされたことを述べています。この出来事を通じて、アジア人差別が依然として存在していることを実感したと語りました。
彼女の投稿には、「フランスでは差別はありません」といった意見も寄せられましたが、神はそれに対し、「欧米は人種差別の温床である」との認識を示しました。彼女は過去に、パリでの不快な経験を振り返り、片言の日本語で侮辱されたエピソードを紹介し、アジア人が軽視されている現状を強調しました。
また、神は「アジア人はナチュラルに下だと認識されている」とし、差別の意識が薄いことに対しても批判的な見解を示しました。彼女の友人からは、「日本人は白人に褒められると目を細めて喜ぶ」といった嫌味を言われたことも明かされ、アジア人が感じる複雑な思いを代弁しました。
SNS上では、彼女の経験について共感の声が多く寄せられ、アジア人差別に対する意識を高める契機となっています。神の発言は、単なる個人の体験を超え、広くアジア人に対する差別の現実を浮き彫りにしています。彼女の勇気ある告白は、社会の中での人種差別に対する認識を改めて考えさせるものとなっています。