私人的な逮捕活動を行うYouTuber、ガッツch(本名:今の容疑者)が再び逮捕されました。東京都警視庁によると、今の容疑者は性的サービスを提供する女性を介して金銭を脅し取る手口で、恐喝の疑いがかけられています。彼は過去に同様の手口で逮捕されたことがあるものの、今回は新たな事件に関与していたとされています。
今の容疑者は、以前は「中島連」という名前で活動し、痴漢や盗撮を捕まえる動画を配信していましたが、その後の行動が問題視されています。最近の捜査によれば、彼は女性従業員に対し、男性客に対する性的サービスを誘わせ、その後、脅迫によって金銭を要求していたとされています。具体的には、男性客に対し、女性が嫌がる行為をした場合に罰金100万円を支払うという契約書に署名させ、その後、実際に金銭を脅し取るという手法が使われていました。
被害者は2024年1月から11月にかけて約240人にのぼり、総額は約8000万円に達すると見られています。特に、2024年7月15日には、中野のホテルで30代の男性客に対し、罰金を支払わなければどうなるかわからないと脅した上で、現金50万円を奪った疑いが持たれています。今回の逮捕は、彼の行動が再び法の目に留まった結果であり、捜査関係者は今後の展開に注目しています。
ガッツchは以前からの逮捕歴があり、知人に対しては逮捕されても起訴されないというアドバイスをしていたとされています。このような背景がある中で、彼はネット上で集客を行い、男性客をホテルに誘導していたことが明らかになっています。今回の事件は、彼自身が持つ「私人逮捕系」という立場が、実際には犯罪行為に結びついていたことを示しています。
また、ネット上では彼を擁護する声も存在しましたが、その多くは批判を受けています。彼の行動が社会に与える影響について、様々な意見が飛び交っており、今後の法的措置が注目されるところです。この事件は、私人逮捕活動の限界と、それに伴うリスクについて再考を促すきっかけとなるでしょう。