悲報、ドジャースキムヘソン…
ドジャースに新加入したキム・ヘソン選手が、パドレスとのオープン戦で途中出場し、メジャー移籍後初の安打を記録しました。キム選手は4回にムーキー・ベッツの代打として打席に立ち、一塁への内野安打をマーク。その後、遊撃手と中堅手として守備にも貢献し、ユーティリティプレイヤーとしての存在感を示しました。
ベイメディアは、キム選手が2021年にパドレスでデビューした際の苦戦を踏まえ、攻撃面でのパフォーマンスが思わしくない場合、ベテラン内野手のミゲル・ロハスやトミー・エドマンをレギュラーの二塁手として起用し、キム選手をユーティリティの役割に回す可能性があると指摘しています。
右投手に対してセンターフィールドをこなせるキム選手の汎用性は、ドジャースにとって大きな強みとなるでしょう。しかし、守備のユーティリティプレイヤーが必要な状況でも、どのポジションでも一流の守備力を持っていてもベンチ入りは厳しいとの見方もあります。小柄な体型や筋力不足が指摘されており、メジャーリーグの投手に対応できるまでには、少なくとも3年はかかるのではないかという意見もあります。
ドジャースの今シーズンの戦略次第で、キム選手の立ち位置は大きく変わるでしょう。投手を集めて強化する方針であれば、選手たちの打率や打点に注目するかもしれません。一方で、キム選手が残るためには、ユーティリティとして適応し、監督がどう組織を構築するかを見極めることが重要です。
現状ではレギュラーの座は厳しく、プラトーン起用のユーティリティ選手としての道が見込まれています。ユーティリティという言葉には魅力がありますが、実際には複数のポジションをこなす控えか、マイナー降格の境界線に立たされることもあります。故障者が続出する場合にトレード補強までのつなぎとして利用される可能性が高いとも言われています。
キム・ヘソン選手にとって、メジャーリーグでのキャリアを築くためには、レギュラー争いができる球団への移籍も考慮すべきかもしれません。長距離打撃が求められるメジャーでは、足と守備のユーティリティ性がますます重要視される時代に突入しています。ドジャースでの彼の今後に注目が集まります。