ソフトバン
クからFA権を行使した甲斐拓也の巨人入団が決まった。阿部慎之助監督も待望したとされる「絶対的な司令塔」加入でチームがどのように上向いていくかも期待されるが、今度は甲斐移籍に伴う巨人側がソフトバンクに提出する人的補償リストに注目が高まっている。
若手のイキのいい選手も多い中、28人と限られた枠でどの選手をプロテクトしてくるのか、球界内からも注目が高まっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は12月20日に自身のYouTubeチャンネルに「【人的補償予想】巨人がFAでソフトバンク甲斐拓也を獲得!!人的補償で誰を獲得するのか!?プロテクトする28名を高木豊が予想します!!」と題した動画を更新。独自の視点でリストの内容を推測している。 まず投手でプロテクトに入るとしたのは、戸郷翔征、山崎伊織、赤星優志、井上温大、横川凱、平内龍太、京本真、高梨雄平、堀田賢慎、西舘勇陽、田中千晴、船迫大雅、大勢の13人。 さらに注目とされる捕手に関しては大城卓三、岸田行倫、小林誠司の3人をプロテクトすると見る。 ベテラン捕手の小林に関しては判断に迷う場面もあったが、「小林をブロックしていないと獲られるよ」としてリスト入り。 さらに内野手に関しては岡本和真、中山礼都、吉川尚輝、門脇誠、坂本勇人、増田大輝、泉口友汰の7人をリストアップ。 プロ4年目内野手の秋広優人はリストから漏れるのではないかという見解を示した。
55番を背負う若きロマン砲も今季は苦しんだ。1軍と2軍を行き来する生活が続き、26試合に出場し、打率.261、0本塁打、1打点。 リスト選定に悩んだあげく、高木氏はリストにプロ2年目の泉口を入れた。 秋広を外した理由に関しては「ポジションが限定される、レフトもちょっと怖い。ファーストしかできない」と起用が限定されることをあげた。逆に泉口は内野のユーティリティとして知られ、起用の幅が広がることでリスト入りを判断した。 またファーストにおいても、来季は甲斐が加入したことで捕手ポジションの大城が回ることも予想される。 「大城のバッティングを(秋広が)抜けるかといったら時間がかかる」とした上で、「レフトぐらいしか守るところがない。ちょっと難しい選手になりつつある」と見立てを示した。 さらに外野手に関しては丸佳浩、オコエ瑠偉、浅野翔吾、萩尾匡也、佐々木俊輔の5人をリストアップした。 また動画内ではソフトバンク側の指名に関しても予想している。 ソフトバンクとしても長年正捕手を務めた甲斐を欠くことで、その穴埋めをどう考えるかも焦点とされる。過去にも様々なドラマを巻き起こしてきた人的補償による移籍、今後の発表も注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]