野球の国際大会「プレミア12」は24日夜、決勝が行われ、日本は大会連覇を目指して今大会3回目の対戦となる台湾との一戦に臨みます。
「プレミア12」は、23日まで日本、台湾、アメリカ、ベネズエラの4チームによる総当たりの2次リーグが行われ、3連勝と力を発揮した日本と、1勝2敗ながら勝ち上がってきた台湾が今夜、東京ドームで行われる決勝で対戦します。両チームの対戦は今大会3回目で、最初の対戦となった今月16日の1次リーグでは日本が3対1で勝利し、23日の2次リーグでも日本が9対6で勝ちました。
日本は、2次リーグの3試合でヒット34本と打線が好調で、決勝でもここまで打率4割1分7厘をマークしている4番の阪神、森下翔太選手など当たっている選手が期待に応えられるか、カギを握りそうです。井端監督は「先発も先発以外もみんな状態は上がっている」と打線に自信をのぞかせていました。予告先発は、今シーズン巨人で最多奪三振のタイトルを獲得した戸郷翔征投手で、今大会は1次リーグのドミニカ共和国戦で4回2失点と精彩を欠きましたが、中5日で決勝の先発マウンドを託されました。戸郷投手は「世界一を取れるかは僕にかかっていると思う。緊張すると思うが全力で投げたい」と意気込んでいました。
一方、台湾は23日の試合で予告先発として発表されていた大リーグ・ダイヤモンドバックス傘下のマイナーリーグでプレーする林※ユーミン投手を、急きょ、別のピッチャーに変更して決勝に温存し、24日夜、満を持して先発させます。打線は2次リーグ第2戦のアメリカ戦でヒット14本で8得点、23日の日本戦でもチャンスで勝負強さをみせるなど状態が上がっています。台湾の曽豪駒監督は「バッティング、守備、すべてが大事だ。細かいところをしっかり準備して試合に向かいたい」と意気込んでいました。※「日」の下に「立」と「王」へんに「民」