たった1人でほとんどの球団を上回る
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、今季54本のホームランを放ち、ナ・リーグ本塁打王を獲得。各リーグの各ポジションで最も優秀な打者に贈られるシルバースラッガー賞や、各リーグで最も優れた打者に贈られるハンク・アーロン賞を受賞した。華々しい活躍の裏にあった異次元データに米放送局が注目している。
大谷は今季、史上初の50本塁打&50盗塁を達成するなどドジャース4年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献。最終的には本塁打と打点のリーグ2冠王に輝いた。豪快な本塁打で見る者を魅了したが、米専門局「MLBネットワーク」公式Xは驚きのデータを紹介。450フィート(約137メートル)超えの本塁打を9発放ったが、これを上回った球団は11発のロッキーズだだ1チーム。他のチームは、全員を含めても大谷に届かなかったという。 大谷たった一人が2位に位置づけられ、3位はダイヤモンドバックスとヤンキースの7発というランキング。個人が球団と比較されていること自体が異例で、1位ロッキーズの本拠地が標高1600メートルのデンバーにあり、空気が薄くボールがよく飛ぶとされることを考慮すれば、まさに異次元のデータといえる。米ファンからは「オオタニのパワーは現実だとは思えないよ」「常軌を逸したパワーだ」「クレイジーなスタッツだ」「とんでもないな」と仰天した様子の声が上がっていた。 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門Xによると、大谷は今季、本塁打の飛距離ランキングでも473フィート(約144メートル)の一発が6位タイ、476フィート(約145メートル)の一発が4位タイに入った。