プロ野球 DeNAが日本一 26年ぶり3回目 ソフトバンクに4勝2敗

プロ野球、日本シリーズの第6戦が3日夜、横浜スタジアムで行われ、DeNAがソフトバンクに11対2で勝って対戦成績を4勝2敗とし、26年ぶりの日本一に輝きました。DeNAの日本一は前身の大洋、横浜時代を含めて3回目で、レギュラーシーズン3位からの日本一は2010年のロッテ以来、2回目です。記事後半ではイニングごとの詳しい経過もお伝えしています。

123456789計HEソフトバンク000200000261DeNA03107000×11130目次

  • DeNAが中盤に突き放す 2連敗からの4連勝で26年ぶり日本一に
  • 三浦監督 5回 宙に舞う

DeNA 26年ぶりの日本一 ニュース動画は【NHKプラスで配信中】(2024年11月10日まで)↓↓↓

【NHKプラスで配信中】「サンデースポーツ」で放送 両チームに在籍した内川聖一さんの解説もDeNAが中盤に突き放す 2連敗からの4連勝で26年ぶり日本一に

ことしの日本シリーズは、ソフトバンクが第1戦から2連勝しましたが、その後、DeNAが敵地で3連勝して26年ぶりの日本一に王手をかけ、舞台を再びDeNAの本拠地、横浜スタジアムに移し第6戦が行われました。

DeNAは2回、先頭の筒香嘉智選手がソフトバンク先発の有原航平投手のチェンジアップを捉えてソロホームランを打ち4試合連続で先制し、一気に流れを呼び込みました。

さらに2アウト二塁三塁のチャンスを作り1番・桑原将志選手が日本シリーズ新記録の5試合連続打点となる2点タイムリーヒットを打ってリードを3点に広げました。

このあと2点差に追い上げられましたが、5回には相手のリリーフ陣を攻め、2アウト満塁から筒香選手が走者一掃のタイムリーツーベースを打つなど打者11人の攻撃で一挙7点を奪いリードを9点に広げました。

先発の大貫晋一投手は、4回まで投げ5安打2失点の内容でリリーフ陣につなぎ、後を受けた中継ぎ陣も大量リードに守られてソフトバンク打線を5回以降無失点に抑えました。

そして最後は抑えの森原康平投手が締めてDeNAが11対2でソフトバンクに勝ち、2連敗の後の4連勝で対戦成績を4勝2敗として26年ぶりの日本一に輝きました。DeNAの日本一は前身の大洋、横浜時代を含めて3回目で、クライマックスシリーズが導入されて以降、レギュラーシーズン3位からの日本一は2010年のロッテ以来14年ぶり2回目です。

ソフトバンクは、不振の打線が序盤から得点できずに第3戦から続いていた連続無失点の記録が29イニングと日本シリーズのワースト記録を更新し、4回、柳田悠岐選手のツーランホームランでようやく得点しましたが、この2点にとどまりました。また、第1戦で好投した先発の有原投手も先制ホームランを浴びた後、押し出しのフォアボールを与えるなどコントロールが乱れて3回4失点と粘れず、リリーフ陣も押し出しのフォアボール2つを与えるなど崩れてDeNAの勢いを止めることができませんでした。

三浦監督 5回 宙に舞う 

DeNAは抑えの森原康平投手がソフトバンクの柳田悠岐選手を空振り三振に抑えると、選手たちが一斉にベンチからグラウンドに飛び出し、マウンド付近に歓喜の輪ができました。三浦大輔監督は目に涙を浮かべながらコーチたちと握手などをして喜びを分かちあったあと、マウンド付近に歩み寄り、選手たちに胴上げされて5回、宙に舞いました。このあと、南場智子オーナーとも握手を交わしていました。

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DeNA 三浦監督「ファンの前で優勝できて最高にうれしい」

26年ぶりの日本一に輝いたDeNAの三浦大輔監督は、グラウンドで行われたインタビューで「1998年に優勝してからなかなか勝てず、もう一度という気持ちでやってきた。現役のときはできなかったが、監督として優勝できてうれしい」と笑顔で話しました。2回の筒香嘉智選手の先制ホームランについては「彼は優勝するためにDeNAに戻ってきた。そのことばどおりにチームを勢いづけるホームランを打ってくれた」とねぎらいました。2連敗からの4連勝で日本一を決めたことについては「毎試合、全力を出さないと勝てない強い相手だった。福岡で気持ちをひとつにして勢いをつけ、横浜に帰ってきて、ファンの前で優勝できて最高にうれしい」と声を張り上げて話し、大勢のファンを前に喜びを爆発させていました。

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MVPはDeNA 桑原将志「チーム引っ張る強い気持ちで」 

DeNAの桑原将志選手が日本シリーズのMVP=最高殊勲選手に選ばれました。桑原選手は「目の前の試合を1戦1戦必死に戦い、チームを引っ張っていくという強い気持ちがあった。みんなとともに日本一を取れて本当にうれしい」と喜びを語りました。また、第2戦から5試合連続で打点をあげて日本シリーズの新記録を更新したことについては「すごく光栄に思うし、後ろのバッターにつないでいこうというのが記録につながった」と話しました。そのうえで「少し話が早くなってしまうが、このシリーズでみんなで経験したことやこの気持ちを忘れずに、来年も強い気持ちを持って戦っていきたい」と話し、すでに来シーズンの戦いを見据えていました。そして、ファンに向けて「最後の最後まで熱い声援ありがとうございました。皆さんとともに、この瞬間を味わうことができて本当に幸せです」と話していました。

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◇前身の大洋 横浜時代を含めて3回目 DeNAで初の日本一

DeNAの日本一は前身の大洋、横浜時代を含めて3回目で、現在の球団名となってからは初の日本一となりました。【1回目】大洋時代の1960年、当時の大毎と対戦し4勝0敗で初の日本一となりました。前年まで6年連続最下位といういわば弱小球団だった大洋ですが、西鉄で日本シリーズ3連覇を果たすなど名将として名高い三原脩さんを監督に招へいしました。三原さんはトレードや配置転換で十分ではない戦力を補いながら、ひとりひとりの長所を見抜き、脇役でもここぞの場面で活躍を見せた「超二流」と表現する選手たちを適材適所で起用し、プロ野球史上初めてとなる最下位からの日本一に導きました。セオリーを度外視した野球は「三原マジック」とも言われ今もなお語り継がれています。【2回目】権藤博さんが率いる横浜時代の1998年で、西武を4勝2敗で下し、38年ぶり2回目の日本一となりました。現在もDeNAでコーチを務めるリードオフマンの石井琢朗さんや、首位打者を獲得した鈴木尚典さん、さらにローズさんといった強打者が名を連ねる「マシンガン打線」が持ち味でした。さらに、現在チームを率いる三浦大輔監督が先発陣の一角として活躍したほか、9回までにリードを奪うと絶対的な守護神、佐々木主浩さんが最後を締める勝ちパターンで日本一に輝きました。

《データ》DeNA 勝ち越し「2」からの日本一

DeNAはレギュラーシーズンの成績が71勝69敗3引き分けの勝率5割7厘で勝ち越し「2」から日本一に立ちましたが、これは2リーグ制以降、日本一になったチームの中では過去最低の勝率となりました。▽2010年にレギュラーシーズン3位から頂点に立ったロッテは75勝67敗2引き分けで勝率5割2分8厘、勝ち越し「8」からの日本一。▽このほか2位以下からの日本一では2007年にセ・リーグ2位から勝ち上がった中日が78勝64敗2引き分け、勝率5割4分9厘で勝ち越しは「14」でした。一方、敗れたソフトバンクはレギュラーシーズンを91勝49敗3引き分け、勝率6割5分で勝ち越しは「42」と、圧倒的な成績で制していました。

◇3位からの日本一 2010年のロッテ以来 セ・リーグでは初

DeNAはセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、26年ぶりの日本一になりました。DeNAは今シーズン、終盤まで上位争いに食い込んで最終的に3位に入り3年連続でクライマックスシリーズに進出しました。【CSファーストステージ】阪神との第1戦で東克樹投手が試合中に左もも裏の肉離れで降板するアクシデントがありましたが、リリーフ陣の奮闘でリードを守りきって競り勝つと第2戦も危なげなく勝って、2連勝で勝ち上がりました。【CSファイナルステージ】リーグ優勝を果たした巨人と対戦し、第1戦では戸郷翔征投手、第2戦では最多勝右腕の菅野智之投手を相手に連勝して勢いに乗り第3戦も勝って一気に王手をかけました。このあと2連敗を喫したものの第6戦では同点の9回にキャプテンの牧秀悟選手が6年ぶりにリリーフ登板した菅野投手から決勝タイムリーを打って競り勝ちました。ファイナルステージでは今シーズン、チーム防御率とリリーフの防御率がいずれもリーグ5位と低調だった投手陣が6試合でわずか9失点と安定したピッチングを見せ、7年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。【日本シリーズ】レギュラーシーズン、クライマックスシリーズと圧倒的な強さで勝ち上がってきたソフトバンクを相手に勢いは止まらず、2連敗のあと4連勝し、日本一を果たしました。レギュラーシーズン3位からの日本一は2010年のロッテ以来2回目で、セ・リーグでは初めてです。この年のロッテはパ・リーグ3位からクライマックスシリーズで西武とソフトバンクを破り、日本シリーズでは4勝2敗1引き分けで中日に勝って5年ぶりの日本一に輝き、3位からの快進撃は「下克上」と呼ばれました。

ソフトバンク小久保監督「本拠地に帰ってから流れ来なかった」 

4年ぶりの日本一を逃したソフトバンクの小久保裕紀監督は「雨が降って流れが変わるかと思ったが、なかなかうまくいかなかった。本拠地に帰ってから、きょうまで流れがこなかった。敗戦の責任は僕にある。選手たちはよくやった」と振り返りました。相手のDeNAについては「シリーズを通して、打線の厚み、つながりは最後まで感じた」と話しました。そして「リーグ優勝を果たしたことは変わることはないので、選手たちは胸を張って福岡に帰ってほしい」とした上で来シーズンに向け「リーグ2連覇に重きを置いてやりたい」と意気込みを話しました。

ソフトバンク 山川穂高「この悔しい光景を忘れずに練習」

ソフトバンクの4番・山川穂高選手は第3戦以降はノーヒットに抑えられた自身のバッティングについて「どういうふうに攻められたのか、試合が終わってすぐなので総括できないが、打てなかった」と冷静に振り返りました。DeNAの投手陣については「東克樹投手にバチッとこられた。そのあとのケイ投手、ジャクソン投手、きょうの大貫晋一投手もよかったし、力強い球が来たという印象だ。それを僕が一撃ではじき返せなかったのが悔いが残る」と話し「迷ってもしかたないというのがあるので、迷いはなかった。ただ、自分がいくぞと思ったときにかわされたり、ここはこうかなと思ったときに違う球が来たりということがあった」と話しました。その上で「最後は日本一で終えたかったので残念に思うが、1年間応援してくれた人たちに心から感謝して、この悔しい光景を忘れずに練習に励んでいくしかない」と来シーズンに目を向けていました。

ソフトバンク 王貞治球団会長「相手の方が勝負への執念強く」

ソフトバンクの王貞治球団会長は「DeNAは強かった。ピッチャーもよかったし打線も粘り強かった。試合の内容を見てもDeNAの方が勝負に対する執念、執着心が強く、プレーにも表れていた」とシリーズを振り返りました。就任1年目の戦いを終えた小久保監督については「1年目からチームをまとめてレギュラーシーズンで91勝をあげてくれた。チームの長所をうまく引き出してくれたのでそういう点では監督の功績は大だと思う。日本シリーズは残念ながら負けてしまったが『自分のやり方に間違いはないんだ』という形で、来シーズンに向けて若手の育成に力を入れて頑張ってほしい」と話していました。そして選手たちに対しては「若い選手も出てきたが、結果的に悔しい思いをした人がたくさんいると思う。それを素直に受け止めて、もっとレベルアップできるよう考えていってほしい」と奮起を期待していました。

《データ》ソフトバンク 日本シリーズでの敗退は21世紀で初

ソフトバンクは、日本シリーズでは2000年に前身のダイエーが巨人に敗れて以降、2003年から前回の2020年まで8回出場して全て日本一に輝き、大舞台で圧倒的な勝負強さを見せていましたが、今回、2連勝のあと4連敗を喫して21世紀に入って初めて敗退する結果となりました。特に2019年と2020年は巨人を相手にともに4勝0敗と無傷で日本一に立つなど、2018年の第3戦から日本シリーズの最多連続勝利の記録となる12連勝で、ことしの日本シリーズをむかえていました。そして今回、第1戦から2連勝して記録を「14」に伸ばしていましたが、本拠地で行われた第3戦で敗れて記録がストップし、そのまま悪い流れを止められませんでした。

《2024 日本シリーズ 結果》

▽第1戦@横浜:DeNA 3-5 ソフトバンク▽第2戦@横浜:DeNA 3-6 ソフトバンク▽第3戦@福岡:DeNA 4-1 ソフトバンク▽第4戦@福岡:DeNA 5-0 ソフトバンク▽第5戦@福岡:DeNA 7-0 ソフトバンク▽第6戦@横浜:DeNA 11-2 ソフトバンクDeNAが4勝2敗で日本一

【第1戦を詳しく】【第2戦を詳しく】【第3戦を詳しく】【第4戦を詳しく】【第5戦を詳しく】祝福するDeNA南場オーナー

21:14

==試合経過【詳しく】==《先発メンバー》

※数字は今シリーズ第5戦までの打率・ホームラン数

◆先攻:ソフトバンク

▽1(中)周東 .316▽2(遊)今宮 .300▽3(右)柳田 .333▽4(一)山川 .158 HR1▽5(左)近藤 .300▽6(三)栗原 .294▽7(二)牧原大 .333▽8(捕)甲斐 .000▽9(投)有原 .333右足首の故障明けの近藤選手がこのシリーズ初めて指名打者以外で先発メンバーに名を連ねました。

◇後攻:DeNA

▽1(中)桑原 .391 HR1▽2(右)梶原 .364▽3(二)牧 .182 HR1▽4(一)オースティン .462 HR1▽5(左)筒香 .235▽6(三)宮崎 .158 HR1▽7(捕)戸柱 .222▽8(遊)森敬 .278▽9(投)大貫 —

18:00すぎ

DeNAの元監督 中畑清氏が始球式

初代DeNA監督を務めた中畑清氏が始球式のマウンドに立ちました。やや右にそれる1球でした。

18:03

【試合開始】

日本シリーズの第6戦は午後6時すぎにDeNAの本拠地、横浜スタジアムで始まりました。先攻はソフトバンクで、DeNAの先発は大貫です。

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【1回表】ソフトバンク シリーズ連続無得点のワースト記録更新 

ソフトバンクは2アウト三塁の先制のチャンスをつくりましたが4番・山川がDeNAの先発、大貫の前に3球三振に倒れ、無得点に終わりました。これでソフトバンクは第3戦の2回から得点を奪うことができず、日本シリーズのワースト記録を更新する27イニング連続無得点となりました。▽1.周東 レフトフライ▽2.今宮 右中間へのツーベースヒット(1アウト二塁)▽3.柳田 センターフライ 今宮は三塁へ(2アウト三塁)▽4.山川 空振り三振

【1回ウラ】DeNA ランナー2人出すも併殺打で無得点 

DeNAは先頭の1番・桑原がショートへの内野安打で出塁すると、2番・梶原はソフトバンク先発・有原へのピッチヤーゴロ、送球エラーでノーアウト一塁二塁のチャンスを作りました。しかし、このあと3番・牧は空振り三振、4番・オースティンもサードゴロのダブルプレーで無得点に終わりました。▽1.桑原 ショートへの内野安打▽2.梶原 ピッチャーゴロ、相手送球エラー(0アウト一塁二塁)▽3.牧 空振り三振(1アウト一塁二塁)▽4.オースティン サードゴロ ダブルプレー

【2回表】ソフトバンク 近藤が安打も併殺打で無得点

ソフトバンクは先頭の5番・近藤がセンターへのヒットで出塁しましたが、6番・栗原が空振り三振、7番・牧原大成がセカンドゴロのダブルプレーに倒れ、無得点に終わりました。▽5.近藤 センター前ヒット▽6.栗原 空振り三振▽7.牧原大 セカンドゴロ ダブルプレー

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【2回ウラ】DeNA 筒香HR 桑原タイムリーで3点を先制 

DeNAは5番・筒香が低めの変化球を捉えてセンターへのソロホームランを打って、このシリーズ、4試合連続で先制しました。さらに、2アウト二塁三塁のチャンスで1番・桑原のレフトへのタイムリーヒットで2点を追加しました。桑原は日本シリーズの新記録となる5試合連続で打点を挙げました。DeNAはこの回、3点を先制しました。▽5.筒香 センターへのソロホームラン(DeNA1-0ソフトバンク)▽6.宮崎 サードゴロ▽7.戸柱 レフトへのヒット▽8.森敬 ライトオーバーのツーベースヒット(1アウト二塁三塁)▽9.大貫 空振り三振(2アウト二塁三塁)▽1.桑原 レフトへの2点タイムリーヒット(DeNA3-0ソフトバンク)▽2.梶原 セカンドゴロ

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◇DeNA 筒香「チームに勢いをつける結果になりよかった」 

(2回 先制HR)「打ったのはチェンジアップ。自分のスイングをすることを心がけて打席に入った。チームに勢いをつける結果になりよかった」

◇DeNA 桑原「後ろにつなげようと打席に入った」

(2回・2点タイムリー)「打ったのはツーシーム。もう1点、もう1点と強い気持ちを持ち、後ろにつなげようと打席に入った。まだまだ気を抜かずに頑張ります!」

【3回表】ソフトバンクは三者凡退 

ソフトバンクは三者凡退に終わりました。DeNAの大貫はここまでソフトバンク打線をヒット2本に抑える好投を見せています。▽8.甲斐 センターフライ▽9.有原 キャッチャーファウルフライ▽1.周東 空振り三振

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【3回ウラ】DeNA 押し出し四球で追加点

DeNAはこの回先頭の3番・牧がヒットで出塁しました。このあとデッドボールとフォアボールで2アウト満塁のチャンスを作り、8番・森敬斗が押し出しのフォアボールを選んで1点を追加しました。▽3.牧 センター前ヒット▽4.オースティン 空振り三振▽5.筒香 レフトフライ▽6宮崎 デッドボール(2アウト一塁二塁)▽7.戸柱 フォアボール(2アウト満塁)▽8.森敬 押し出しのフォアボール(2アウト満塁)(DeNA4-0ソフトバンク)▽9.大貫 見逃し三振

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【4回表】ソフトバンク 柳田のツーランで追い上げ 

ソフトバンクは先頭の2番・今宮が2打席連続のヒットで出塁すると、続く3番・柳田が速球を捉えてセンターバックスクリーンへツーランホームランを打ち、2点を返しました。このあと1アウトから5番・近藤も2打席連続となるヒットを打ちますが、6番・栗原がファーストゴロのダブルプレーに倒れました。ソフトバンクは第3戦の1回以来となる30イニングぶりの得点となりました。▽2.今宮 レフト前ヒット▽3.柳田 センターへのツーランホームラン(DeNA4-2ソフトバンク)▽4.山川 サードゴロ▽5.近藤 レフト前ヒット▽6.栗原 ファーストゴロ ダブルプレー

◆ソフトバンク 柳田「何とか逆転できるように」 

(4回 ツーランHR)「打ったのはまっすぐ。いいスイングができた。まず2点を返すことができてよかった。何とか逆転できるように頑張るだけ」

【4回ウラ】DeNA チャンス作るも上位打線で得点奪えず

DeNAはソフトバンクの2人目・尾形から1アウト一塁二塁のチャンスを作りましたが、4番・オースティンと5番・筒香がともに空振り三振に倒れ、追加点はなりませんでした。★ソフトバンク投手交代 有原→尾形▽1.桑原 レフト前ヒット▽2.梶原 空振り三振▽3.牧 サードへの内野安打(1アウト一塁二塁)▽4.オースティン 空振り三振▽5.筒香 空振り三振

◆ソフトバンク 先発・有原「逆転を信じるしかない」

「先制点を与えてはいけない試合ということは分かっていた。しかし、結果として3回で4点取られてしまった。チームが逆転してくれることを信じるしかありません」

【5回表】ソフトバンク 三者凡退 DeNA2人目の濱口に 

ソフトバンクは3人で攻撃が終わり、無得点でした。この回から登板したDeNAの2人目、濱口はベンチに戻る際にグラブをたたきながら雄たけびをあげて観客をあおるようなしぐさを見せました。★DeNA投手交代 大貫→濱口▽7.牧原大 センターフライ▽8.甲斐 空振り三振▽9.代打 ダウンズ サードライナー

◇DeNA 先発・大貫「1回1回を0点で抑えることを心がけた」

「序盤からしっかり勝負することができた。1回1回を0点で抑えることを心がけていた。ランナーを背負いながらも持ち味のゴロを打たせて取る投球ができた。こういう試合なので反省は帰ってからにして、いまはチームが勝てるよう声を出して応援したい」

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【5回ウラ】DeNAが打者11人の猛攻で一挙7得点 筒香選手が走者一掃のタイムリーツーベース

DeNAはソフトバンクの3人目・スチュワートを攻めて1アウト満塁のチャンスを作ると、ここまで3打数3安打2打点と好調の1番・桑原が押し出しのフォアボールで1点を追加し、2番・梶原もタイムリーヒットで続きました。3番・牧はセカンドライナーに倒れましたが、なおも満塁で4番・オースティンが押し出しのデッドボールで1点を加えました。さらに、第1打席でホームランを打っている5番・筒香が走者一掃のタイムリーツーベースヒットで3点を追加しました。

宮崎選手がタイムリーツーベース

DeNAは6番・宮崎にもタイムリーツーベースが出て、この回打者一巡の攻撃で7点を挙げ、一気に突き放しました。★ソフトバンク投手交代 尾形→スチュワート▽6.宮崎 センターフライ▽7.戸柱 センター前ヒット▽8.森敬 フォアボール(1アウト一塁二塁)▽9.代打 佐野 ライト前ヒット(1アウト満塁)▽1.桑原 押し出しフォアボール(1アウト満塁)(DeNA5-2ソフトバンク)▽2.梶原 センターへのタイムリーヒット(1アウト満塁)(DeNA6-2ソフトバンク)★ソフトバンク投手交代 スチュワート→岩井▽3.牧 セカンドライナー(2アウト満塁)▽4.オースティン 押し出しデッドボール(2アウト満塁)(DeNA7-2ソフトバンク)▽5.筒香 左中間への3点タイムリーツーベースヒット(2アウト二塁)(DeNA10-2ソフトバンク)▽6.宮崎 左中間へのタイムリーツーベースヒット(2アウト二塁)(DeNA11-2ソフトバンク)▽7.戸柱 センターフライ

DeNA 5回の猛攻 タイムリー3選手の談話 梶原選手がタイムリー

梶原選手「打ったのは落ちるボール。チームの雰囲気とファンの大歓声が打たせてくれた。ここからも集中して9回まで突き進みたい」筒香選手「打ったのはストレート。全員でつなげて作ってくれたチャンスだったので、より集中して打席に入った。一塁からオースティンも必死に走ってくれた」宮崎選手「打ったのはストレート。とにかくチームの流れを切らないようにつなぐ意識でいた。自分の仕事をきっちりできてよかった」

【6回表】ソフトバンク ランナー出すも併殺打

ソフトバンクは1アウトから2番・今宮がこの試合3本目のヒットで塁に出ましたが、前の打席でツーランホームランを打った3番・柳田がセカンドゴロのダブルプレーに打ち取られ、無得点に終わりました。★DeNA投手交代 濱口→坂本▽1.周東 セカンドゴロ▽2.今宮 レフト前ヒット▽3.柳田 セカンドゴロ ダブルプレー

【6回ウラ】DeNA この試合初の三者凡退

DeNAはソフトバンクの5人目・杉山に抑えられ、この試合初めて3人で攻撃を終えました。★ソフトバンク投手交代 岩井→杉山▽8.森敬 ショートゴロ▽9.佐野 サードフライ▽1.桑原 ライトフライ

【7回表】ソフトバンク この回も3人で攻撃終わる

ソフトバンクは3人で攻撃が終わり、無得点でした。4回に2点を返して以降、3イニング連続で3人で攻撃が終わっていて、打線がつながっていません。▽4.山川 空振り三振▽5.近藤 ショートゴロ▽6.栗原 空振り三振

【7回ウラ】DeNAも3人で攻撃終える

DeNAはソフトバンクの6人目・ヘルナンデスに抑えられ、この回も3人で攻撃を終えました。★ソフトバンク投手交代 杉山→ヘルナンデス▽2.梶原 見逃し三振▽3.牧 レフトフライ▽4.代打 フォード サードファウルフライ

【8回表】ソフトバンク 4イニング連続で3人で攻撃終了

ソフトバンクは4イニング連続で3人で攻撃を終え、無得点に終わりました。ベテラン・中村晃が代打で打席に入りましたが、打ち取られ、流れを呼び込むことができません。★DeNA投手交代 坂本→伊勢▽7.牧原大 セカンドゴロ▽8.甲斐 サードライナー▽9.代打 中村晃 セカンドゴロ

【8回ウラ】DeNA 三者凡退 9点リードで9回へ

DeNAはソフトバンクの7人目・津森に抑えられ、3イニング連続で3人で攻撃を終えました。日本シリーズの第6戦はDeNAの9点リードで9回に入りました。★ソフトバンク投手交代 ヘルナンデス→津森▽5.筒香 レフトフライ▽6.宮崎 レフトフライ▽7.戸柱 ファーストゴロ

【9回表】ソフトバンク 無得点 DeNAが日本一

DeNAは9点リードの9回、5人目で抑えの森原がマウンドに上がりました。1番から始まるソフトバンク打線を3人で抑え、DeNAが11対2で勝ちました。DeNAは対戦成績を4勝2敗として26年ぶりの日本一に輝きました。一方のソフトバンクは2連勝のあと4連敗を喫して4年ぶりの日本一はなりませんでした。★DeNA投手交代 伊勢→森原▽1.周東 セカンドゴロ▽2.今宮 セカンドゴロ▽3.柳田 空振り三振

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横浜 スポーツバーで多くのファンが歓喜

横浜スタジアムの近くにあるスポーツバーには試合が始まる前からおよそ50人のDeNAファンが詰めかけ声援を送りました。2回、DeNAの筒香嘉智選手が先制のソロホームランを打った場面では、ファンの人たちが大きな声をあげながら手をたたいて喜んでいました。そして、DeNAの日本一が決まると、一斉に立ち上がって、ファンどうしでハイタッチをしたり、抱き合ったりして日本一の喜びを分かち合っていました。40代の男性は「26年間、日本一がなくて長い間待ってきました。本当にうれしいです。来年はセ・リーグの優勝を見たいです」と話していました。20代の女性は「優勝の瞬間を見ることができてすごくうれしいです。感動をくれたチームにはありがとうと伝えたいです」と話していました。

《第6戦 見どころ》

ことしの日本シリーズは、ソフトバンクが第1戦から2連勝しましたが、DeNAが敵地で3連勝して1998年以来、26年ぶり3回目の日本一に王手をかけました。第6戦は2日に舞台を再びDeNAの本拠地、横浜スタジアムに移して行われる予定でしたが雨のため中止となって3日に順延されました。予告先発は両チームともに、2日に予定されていたピッチャーがスライド登板で臨みます。

《先発投手》◇DeNA:大貫 晋一

日本シリーズ第2戦に先発。3回途中5失点で負け投手。▽レギュラーシーズン成績:15試合 6勝7敗 防御率2.85

◆ソフトバンク:有原 航平

日本シリーズ第1戦に先発。7回無失点で勝利投手。▽レギュラーシーズン成績:26試合 14勝7敗 防御率2.36(パ・リーグ最多勝)

2日の両監督コメント

【DeNA 三浦監督】「大貫投手含めて全員を信頼している。雨天中止をプラスに変えられるようにしっかり準備して全員で戦っていく」第3戦に左もも裏の故障明けで先発して勝ち投手になった東克樹投手などを第6戦目以降にベンチ入りさせる可能性を示す。【ソフトバンク 小久保監督】「雨降って地固まるではないがいい雨だと思うし、プラスだと思う。有原投手、モイネロ投手という先発ピッチャーの並びは雨が降っても変わらない」(右足首のけがの影響でDH以外での出場がない近藤健介選手について)「悪化はしていないし回復傾向にある」

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