現地2月12日にロサンゼルス・ドジャース公式SNSが、選手たちのトレーニング風景を公開。そのなかで大谷翔平とキム・ヘソンの交流が話題を呼んでいる。 米メディア『EssentiallySports』によると、キム・ヘソンのスプリントダッシュを笑顔で見届けると、大谷は肩を抱いて「Meosisseo」と声を掛けたという。「“You’re cool”（カッコいい）のカジュアルな韓国語で、大谷から声をかけられたキム・ヘソンは顔を明るくした」と伝えた。 「オオタニのオフフィールドでの寛大さは、野球の才能と同じくらい注目に値する。 これこそが、形成されているドジャースのチーム文化なのだろう。国際的な才能の融合は、フィールド内外の文化を豊かにする。大谷の韓国語を話そうとする努力は見ていて楽しく、台本のようなセリフでも、カメラ向けでもなく、自らの言葉だった」 　同メディアは、ミゲル・ロハスによる大谷の人物像を紹介。ロハスは、「彼（大谷）はいつも笑っていて、チームメイトと仲良くなることに夢中なんだ。好きなことに関心を示し、自分の意思を表現する。ごくごく普通の、地に足がついた実直なヤツさ」と語っていた。 さらに大谷のフィールド外での社会貢献活動にも触れた。「大谷のグラウンドでの活躍はニュースの見出しを独占しているが、本当の大谷を特徴付けているのは、寛大さと思いやりといった行為である。本塁打や三振はフィールド上で目にするが、彼のやさしさが数えきれないほどの人々の人生に影響を与えていることは、あまり注目されていない」として、ロサンゼルスの山火事で被災した人々への50万ドル（約7800万円）の寄付を紹介。また、消火活動従事者と交流した際に感謝を示した姿を指して、「アスリートの功績は数字だけで測られるものではない」と伝えた。 「ドジャースの選手たちは文化的背景が異なっていても、互いにサポートし合っている。キム・ヘソンの文化的世界を受け入れる大谷の姿勢は、団結と敬意を重視するチーム文化にマッチしている。キム・ヘソンとの関係だけでなく、春季トレーニング中のフレディ・フリーマンとの交流でも互いに敬意を表していた。些細なことかもしれないが、こうした姿にチームとしての一体感が表われている」 　1年前の春季トレーニングでドジャース1年目だった大谷が、今度は新加入のキム・ヘソンに対して積極的にコミュニケーションを取っている。