去就注目の上沢直之、日本球界復帰なら「日本ハムに収まるのが筋」 「筋通さないと生きづらくなる」球団OBが私見

プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年11月21日までにユーチューブを更新し、今シーズン大リーグに挑戦した上沢直之投手(30)の去就について私見を述べた。 ■「どの球団でも話を頂けるのであれば…」  上沢は昨オフ、ポスティングシステムを利用して、大リーグのタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。3月にボストン・レッドソックスにトレードで移籍。5月に大リーグデビューを飾るも、2試合の登板にとどまりマイナー落ちした。  その後、レッドソックス傘下の3Aウースターでプレーし、シーズンオフにフリーエージェント(FA)となった。  動画では、上沢が帰国後に受けた「スポーツニッポン」(ウェブ版)のインタビュー内容に言及。  記事によると、上沢は今後に関して米国でのプレーを視野に入れつつも、気持ちは日本に傾いているという。そして、去就に関して、次のように語っている。  「12年間在籍して育ててもらったファイターズに一番、思い入れがあります。ただ、どの球団でも話を頂けるのであれば『結構です』と言うのではなく、一度話を聞きたいと思っています」 「上沢のコメントを聞くと、もうアメリカはないなと思う」 高木氏は上沢の発言に対して、「このコメントを聞くと、もうアメリカはないなと思う」との見解を示し、こう続けた。  「まずは日本ハムに戻りたいと素直に言えばいい。戻してもらえないかなと。それをやるのが筋だし。そこで、去年できなかったことを来年に向けて表現していきたいみたいな。それがかっこいいと思うけどね。なんで他の球団の話を聞くって。ポスティングで行って、一応権利は日本ハムが親心で放しているが、それでいいのかなと思う」  上沢の去就に関しては、インターネット上で話題となり、日本球界に復帰した場合、どの球団に入るかが注目されている。  このような状況の中、球団OBでもある高木氏は「まずは日本ハムと話をさせていただき、日本ハムにしっかり収まるのが筋。それが自然な形だと思う。そこで仮に話がこじれたら、年俸もかなり抑えられるのだったら、『生活があるので他の球団の話を聞いていいですか?』と言って、それから門を開くのならいいが、はなから他の球団もいい話を持ってきてくれるのだったら、話を聞きますよとしか聞こえない」と指摘した。  さらに、「やっぱり筋は通さないと、今後生きづらくなる」と私見を述べた。  上沢は日本ハムで通算12年間プレーし、70勝62敗1ホールド。23年シーズンは9勝を挙げた。チームは今シーズン、新庄剛志監督(52)指揮のもと、リーグ2位に躍進し、来シーズンは悲願のリーグ優勝、日本一を目指す。

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