大谷翔平の32日ぶりブルペンを指揮官高評価「本人もいい感触」 次回投球は「強度を上げるだろう」

◆米大リーグ ドジャース―ブレーブス(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)が31日(日本時間4月1日)、本拠地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場する。29日(同30日)には3日連続のキャッチボールの後、32日ぶりにブルペン入りし、20球を投じたが、この日の試合前はグラウンドに姿を見せず室内で調整した。 23年9月の右肘、昨年11月の左肩手術から投手としても今季中に復帰予定の大谷について、ロバーツ監督は「(前回のブルペンは)良かったよ。全て直球、ツーシーム。投げた後、本人はいい感触だったようだ。次の投球セッションがいつか私はよく知らないが、次は土曜日(29日)のブルペンよりももっと強度を上げるだろう。すべてポジティブだった」と話した。

大谷翔平、3月最終戦で今季初の1試合3三振 2打席連続の“元エンゼルス対決”も…ブ軍守護神から見逃しK

◆米大リーグ ドジャース―ブレーブス(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)が31日(日本時間4月1日)、本拠地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。5点リードで迎えた8回1死の第5打席は4番手右腕・イグレシアスの前に見逃し三振に倒れた。フルカウントから21~22年にエンゼルスで同僚だった相手守護神の直球に手が出ず、今季初の1試合3三振だ。 この日のブ軍先発はG・ホームズ投手(29)だった。昨季先発、救援合わせて26登板の右腕と大谷は初顔合わせだった。初回先頭の第1打席では四球を選び、開幕6試合連続出塁としていた。3回先頭の第2打席、4回2死の第3打席は空振り三振だった。 6回1死の第4打席は3番手の41歳右腕・チャベスから四球だった。22年にはエンゼルスで同僚だった2人。続くベッツの打席で大谷は2試合連続となる今季2個目の盗塁も決めた。昨年11月に手術した左肩の故障再発防止のため、左手を地面に着かない“新スライディング”だった。 30日(同31日)は休養日だったが、東京シリーズから29日(同30日)までチームは開幕5連勝。開幕6連勝となれば、1958年に本拠地をロサンゼルスに移転させて以降では81年の球団記録に44年ぶりに並ぶことになる。大谷と同じ「MVPトリオ」のベッツは体調不良から完全復活し、28日(同29日)のタイガース戦でサヨナラ3ランを含む1試合2発。フリーマンは29日(同30日)の同戦まで2戦連発中と好調だったものの、昨晩に風呂場で足を滑らせたといい、右足首を負傷。この日は先発を外れる“緊急事態”に見舞われたが、チーム一丸で勝利をつかむ。

大谷翔平、開幕7連勝で球団の歴史塗り替える サイ・ヤング賞左腕撃ちへロバーツ監督「心地良さそう」

ドジャース・大谷翔平投手(30)が、球団の歴史を塗り替える。31日(日本時間1日)からは本拠でブレーブス3連戦。初戦で勝利に導けば開幕6連勝で、球団の1958年ロサンゼルス移転以降では、44年前の81年に樹立した最長記録に並ぶ。2戦目の先発で昨季サイ・ヤング賞の左腕セール撃ちで球団新記録の樹立を見据えている。 1戦目の先発右腕ホームズは昨季救援で、初対戦だ。2戦目のセールに対し、大谷は通算5打数1安打、2三振1四球と苦戦しているが、MLB屈指の好投手に対して今後に弾みがつく一打が欲しいところだ。 最高のスタートダッシュだ。WS連覇を目指す今季は開幕5戦で18打数6安打、打率・333、2本塁打2打点と絶好調。ロバーツ監督も「彼はリラックスして心地良さそうにしている」と話しており、まずはいい形で3月最終戦を締めたいところだ。 30日(同31日)は、全米開幕後初の休養日だった。「最大の目標は勝つことなので、そこに対しての自分の仕事ができれば」と語っていた大谷。勝利を第一に優先する昨季MVPが、チームの快進撃を先導する。(竹内 夏紀)