フリーアナウンサーの全場高キャスターが18日、TBSのサンデーモーニングに出演し、元タレント中居正広の代理人が性暴力に関する問題について反論したことに言及しました。この件は、藤テレビの第三者委員会によって発表された報告書を巡るもので、代理人弁護士は報告書に使用されたヒアリング記録と証拠の開示を求めました。
弁護士は、3月31日に公表された報告書に対し、性暴力として認定された証拠が開示されない場合、その理由を明らかにするよう要求しました。また、性暴力の表現については、一般的に暴力的または強制的な性的行為を指す日本語の定義が適用されるべきであると指摘しました。しかし、全場キャスターは、WHOの性暴力に関する定義が2002年に発表されたものであり、その後20年以上が経過していることを強調し、日本社会の認識も急速に変化している可能性があると述べました。
WHOの定義によると、性暴力は強制力を用いたあらゆる性的な行為を含み、心理的な圧力や脅迫もその一部とされています。これに対し、視聴者からは「中居もまた問題の一部である」との厳しい意見が寄せられる一方、弁護士は中立性について疑問を呈し、個人の名誉や社会的地位が損なわれる重大な問題があると警告しました。
また、全場キャスターは、性暴力という言葉が広範囲に解釈されていることが問題を引き起こしていると述べ、強制があった場合にのみ適用されるべきだとの見解を示しました。視聴者からは「中居がトラブルを隠そうとしたのが問題だ」との意見や、「現在の法律において性行為が違法である」といった反応も見られました。
この問題は、メディアや社会における性に関する認識の変化を浮き彫りにしており、今後の展開が注目されます。