◆オープン戦 ドジャース―レッズ(4日、米アリゾナ州グレンデール=キャメルバックランチ)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、オープン戦の本拠地・レッズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2点を追う3回1死走者なしの2打席目は右翼へ3打席連続安打を放ち、二塁を狙ったがタッチアウトになった。
1回表に、先発した山本由伸投手(26)が、いきなり3安打を許して2点を失うまさかの立ち上がり。2点を追う1回裏先頭で打席に立った大谷は、初球の98・1マイル(約157・9キロ)に反応したが、一ゴロに倒れた。
オープン戦初出場だった2月28日(同1日)の本拠地・エンゼルス戦では、いきなり1打席目に花巻東高の3学年先輩にあたる菊池雄星投手(33)から左翼へ先頭打者本塁打。1日(同2日)は欠場したが、2試合ぶりにスタメン復帰した2日(同3日)の本拠地・ホワイトソックス戦では2打席目に中前安打を放って2試合連続安打をマークした。前日3日(同4日)はチームの休養日で試合がなかった。
本塁打を放った28日の試合後には、「スケジュール通り3打席(左本、遊飛、空三振)立てたので、それが一番だと思いますし、ある程度球数も見ながら、スイングもしながら、空振りもあって体的に問題なかったので、いい一日だったかなと思います」と手応えを口にしていた大谷。昨年11月に手術を受けた左肩の状態についても「違和感はないですけど、一打席一打席チェックしながら、最後は特にタイミングがちょっと遅れ気味の空振りではあったので、そこも含めて問題なかったので、よかったかなと思います」と前向きだった。
この試合では山本由伸投手(26)が先発し、佐々木朗希投手(23)も救援登板予定。大谷、山本、佐々木の3人が同じ試合に出場するのは、23年3月のWBC準決勝・メキシコ戦(マイアミ)以来で、ドジャース加入後は初めて。レギュラーシーズン中は3人とも先発投手のため実現の可能性がきわめて低い「夢共演」となる。
試合前はキャッチボールなどで調整した大谷。キャッチボール中にはたびたび首付近を気にする仕草を見せ、トレーナーがマッサージをすることもあった。